歴史

フェイク

最近「フェイク」という言葉をよく耳にする。例のトランプ大統領の「フェイクニュース」発言だ。トランプ氏の言うことはどうかと思うが多かれ少なかれ我々は「フェイク」の中で生きているのだと思う。結論から言うと事実が一つであるのに対し真実はいつだって...
雑記

ちっぽけな

今日、職場の喫煙室でキットカットを食べていたら私より十ほど若い男性と二人になった。たまに一緒になるこの人に何気なく「ソフトボール大会出ますか?」と聞いてみると「出ます。」との事。「~さんは?」と聞かれたのでソフトボールの苦手な私は「私は野球...
歴史

押してダメなら

多様性の大切さが叫ばれる昨今。多様性の何がそんなに大事なのか?多様性とは何かを考えてみた。結論から言うと多様性とは「押してダメなら引いてみな」という事だ。もう少しいうなら「引いてダメならスライドさせてみな」「それでもだめならノックしてみな」...
雑記

Forget me not

今回はずばり大衆娯楽と文学性の差異について考えてみた。決して大衆娯楽を馬鹿にしているわけではない。文学性との絶妙なバランスが必要なのだと思う。そこで「死」というテーマについて二つの作品を比べてみる。1つは漫画『One piece』(尾田栄一...
歴史

美しく生きるか、賢く生きるか

先日ウォーレンバフェット氏(世界屈指の投資家)についての本を読んだ。バフェット氏曰く投資に向いているのは「独立思考」のできる人間だと。「独立思考」とは群集心理から独立して思考できる人間。わかりやすい例を用いると「王様は裸だ!」と言える人間と...
雑記

選択と集中

「選択と集中」とはビジネス用語だが(限りある資源を得意な分野に集中することで、その分野では負けないこと)結婚生活にも応用できると思う。女性の社会進出が叫ばれている昨今、恐縮だが、「一方が家庭や育児に専念することで、もう一方が仕事に専念する」...
雑記

汲み尽くされた感情

先日『フラニーとズーイ』・JDサリンジャー(村上春樹訳)を読んだ。物語のクライマックスでズーイがフラニーに対して「ラジオ番組に出演する僕らが靴を磨くのは毎日のせわしない暮らしの中で僕らのラジオ番組を数少ない楽しみにしているファットレディーの...
雑記

俯瞰

人生であれ、人類全体の歴史であれ、≪俯瞰≫してみることは面白い。全体像をつかむことで、当たり前だと思っていた物事を相対化できるからだ。昔、歴史の授業で『世界がもし100年の物語だったら』(リチャード・マクドナルド著)という本を教材に用いたこ...
雑記

ゴウマン

クレイジーケンバンド(横山剣)の名曲『タイガー&ドラゴン』に次のくだりがある。「俺の俺の、俺の話を聞けー2分だけでもいい~お前だけに本当の事を話すから♪」凄くいい。好きだ。共感する。言い換えると私にも言いたいこと、伝えたいことが山ほどある!...
教育

ホンモノ

大学時代、東洋史研究室に在籍していた私は一度たりとも、まともに予習して授業に臨んだことがなかった。漢文を原文から読解するその授業は毎週金曜日にあるので、木曜の夜は皆徹夜してその授業に臨んだ。私は研究室に行くと誰かが持ち寄った漫画を読んでばか...
教育

他者への興味

昔ある友人が言っていた。「スウェーデンの小学校では学校を欠席する生徒がいるとその生徒の椅子の上に、その生徒の代わりにお人形さんを置く」当時何の事なのかわからなかったが、今はなんとなく解る気がする。私が思うに他人に興味がないのではなかろうか?...
人生に対する姿勢

生き方改革

「働き方改革」が叫ばれる昨今。この文章を読まれている皆さんの職場ではいかがでしょうか?改革が進んでいる職場もあれば、そうでない職場もあることと思います。突然ですが一社会人として誤解を恐れずに言わせてもらいます。この国には「働き方改革」以前に...
友人

人は人のために

人が頑張る理由について考えてみた。①面白いから これは頑張る理由として不適当と思われる。面白いことをやるのは頑張るとは言わない。このブログにしても書くこと自体が面白いのであって頑張って書いているわけではない。②報酬(お金の為) これも私にと...
ハンディキャップ

おかしな夢

先日おかしな夢を見た。夢の中で兄が大学に落ちてしまった。(現実には現役合格している)落ち込む兄を励まそうと母が「大学に落ちたぐらいなんだい!漣なんか精神病院はいっちゃったよ!それに比べりゃたいしたことないよ!(笑)」私は「おいおい言うに事欠...
雑記

笑いの方程式

私「定食ください!」社食の方「ご飯は?」私「1番で!」 私の職場には社食がある。そこで繰り返されるいつもの会話だ。ご飯(白米)はその量によって番号がついている。1番(100g)、2番(200g)、3番(300g)、4番(400g)、5番(5...
人生に対する姿勢

河童(原案)

芥川竜之介の晩年の作品に「河童」がある。ある男が河童の世界に迷い込んでそこで河童と生活を共にするという話なのだが、これが当時の日本社会・人間社会を痛烈に風刺しており面白い。特に印象的なのは、以下の箇所だ。河童の社会では胎児に産まれたいかどう...
雑記

無視できない存在

このブログを初めて2年余りが過ぎた。当初はごく親しい人たちに向けて、また願わくば印税収入につながればと思って始めたこのブログだが、最近は色々な方々に読んでもらっているようで、反応が興味深い。ストレートに「読んでます。」とおっしゃってくださる...
雑記

「愛だろ、愛っ」

ひと昔前に「愛だろ、愛っ」というキャッチコピーが一世を風靡した。サントリーカクテルバーのCMで永瀬正敏さん演じる少し情けないキャラのセリフだ。これが私の学生時代に流行った。会話の中で割と深刻なボケをした友人に向かって(ここでは詳細は控えるが...
人生に対する姿勢

忖度

You wanna be who you'd beIf you're comin' with meI think I've got a feeling I've lost insideOasisの代表曲『Roll With It』の一節だ。...
教育

自分の頭で考えよう

いいこと言うじゃないか!知識偏重のナンセンスさは俺が学生時代から主張してきたこと。やっと世間が俺に追い付いてきたってことか?用語を覚えるよりも仕組み・からくりを理解することの方が百倍重要だ。 まだ追いついてないよ、俺がお前に追い付いた。 よ...
恋愛

好みのタイプ

先日二十代の方々とテーブルを囲む機会があった。そこでそれぞれの好みの異性のタイプを述べるという私にとっては本当に久しぶりの話題になった。私は「新垣結衣のような美人だけどコミカルな役のできる女性、ひと昔前だと仲間由紀恵のような人がいいと無難な...
雑記

論理を超えた笑い

「あれ?S一郎がまだだよ。S一郎どこ行った?おーい!S一郎」「あっ、俺か(笑)」学生時代の一コマ。サークルの集合場所にて。何が面白いかと言うとS一郎君を探しているのが当のS一郎君本人だったという点。 当時、仙台で一人暮らしを初めて間もなかっ...
教育

スペック

先日、友人つてに、人の頭の良さ?を測る基準のひとつとして「スペック」なる言葉があるのを知った。なんでもこれはパソコンの用語で数字の高いものをハイスペックと言うらしい。スペックとは主に3つの数字から成る。ハードディスク、CPU、メモリー、がそ...
人生に対する姿勢

自嘲癖

私には自嘲癖がある。自嘲とは何か?一番わかりやすいのが次の例だ。 戦闘中に恋人を亡くした男が一連の白兵戦のかたがついた後、部下の一人に「あの歌」を歌ってくれと頼む。その部下が「あの歌お嫌いと思っていましたが・・・」と答えると、男は「今でも嫌...
ハンディキャップ

紙一重

先日ある年配の方とお話しする機会を得た。「あなたは一見温和で言われたことをなんでも受け入れそうだけどその実、芯がしっかりしているようだ。」「いえ、芯がしっかりしているわけでも何でもないのですが・・・ただ、私の好きなロックバンドの歌詞にあるの...
雑記

メタファー

先日、約十数年ぶりに村上春樹さんの『海辺のカフカ』を読んだ。心に残ったフレーズがあったのでここに記す。『でも人間はなにかに自分を付着させて生きていくものだよ』『そうしないわけにはいかないんだ。君だって知らず知らずのうちにそうしているはずだ。...
雑記

神経衰弱

トランプのゲームのひとつ「神経衰弱」の話。小学生の甥っ子がめっぽう強い。勝負をすると、まるで歯が立たない。物凄い枚数に差をつけられ、最終的にはお情けで何枚か取らせてもらえる。凄い集中力と記憶力だ。驚異的なまでだ。ただ弁解するわけではないが私...
雑記

時代

つい数か月前までいつも髪を切ってもらっていた理容師さんが独立してしまった。「お近くなんですか?」「ついてきますよ!」と答えたら、なんとその方の実家のあるN県N市に銀行から資金を借りて作るそうだ。そりゃいくらなんでも無理だ。遠すぎる。まだ20...
雑記

拝啓、小島よしお様

「えーっ!2年後の2020年に東京でオリンピックが開催されるってー!でもでもでもでも、でもそんなの関係ねー!でもそんなの関係ねー、ハイおっぱぴー!」 ご存知の通り小島よしおです。オリンピックを二年後に控えたこの時期に敢えてこのギャグをかまし...
恋愛

とっぽい人

「こんなに憎み合うのはあんなに愛しあったからなのでしょうか」 これはイチハラヒロコ氏の現代詩。はっきり言ってこの詩が苦手だ。というか、いわゆる「ドロドロの愛憎劇」というものが私は極端に嫌いだ。昼ドラのそれである。結論から言うと、非常にドロド...
人生に対する姿勢

アプローチ

先日、録画しておいたNHKの特番「安室奈美恵『告白』」(2017年11月23日放送)を観た。この番組によると、なんでも安室奈美恵さんは23歳の時、それまでの小室哲哉さんによるプロデュースが終了し、それからは自分自身をプロデュースしなければな...
歴史

感情はともかく情報は

「感情はともかく情報は共有すべきだ」というのが私の持論だ。情報と言っても芸能人のゴシップとか同僚の陰口とかではない。広く社会一般のために役立つ情報なら皆で共有すべき、という事だ。卑近な例で申し訳ないが私が世界史の教員になりたての頃、授業の準...
歴史

Mr.マーケット的歴史観

「適正価格」というものがある。 昨日、兄が11歳の甥っ子を連れて遊びに来た。そこで甥っ子にこんな話をした。私「クラスにちょっと人気のある女の子がいたとする。その子本来の魅力はこんなくらいなんだけど、クラスのみんなが「~ちゃんて可愛いよね」と...
雑記

才能

その昔ある皇帝が臣下の武将を捕えて言ったそうな「お前が謀反を企てているという讒言があってな」対してその武将は「私にそのような思いは露ほどもございませぬ。その証拠として兵権は返上しましたし、領地はごく狭い土地を頂いたにすぎませぬ。そのことは陛...
雑記

時短

現代人は何かと忙しい。 かくいう私もその一人だ。この年末年始休暇を利用してカズオ・イシグロ氏の(『私を離さないで』2005)を読もうと思っていたのだが、なかなか長い時間をとれない。結局、途中で挫折して、代わりに、北村良子氏の『発想力を鍛える...
サッカー

自分ファースト

以前の職場でお世話になった方から年賀状を頂いた。「お元気ですか。健康第一で、また「自分First」であられますように。本年も佳き年となりますように。」との事。年賀状を頂き嬉しかったのはもちろんだが、「自分First」という言葉が気になった。...
共鳴・シンクロ

夢・音・歌・メロディーそして人間の相互作用

さようなら 会えなくなるけど さみしくなんかないよ♪ 今朝目が覚めたら何故か頭の中でこのフレーズが流れていた。調べてみたらミスターチルドレンの『星になれたら』という楽曲のサビの部分だった。私はミスターチルドレンのCDを買ったこともないし、ダ...
雑記

頭カラッポのほうが

暗記が苦手だ。現在ある資格の取得に向けて勉強中だが、ひと月勉強から離れていると頭の中からすっかりすっ飛んでいる。暗記してもすぐ忘れてしまうのだ。自分でもよく解っているので暗記科目は試験の直前1月前くらいから集中して勉強をして、頭に詰め込んだ...
雑記

ありがとう、そして

「ありがとう、そして、ありがとう!」このフレーズ何か可笑しくありませんか?私はこのフレーズを初めて聞いたとき面白くなってくすくすと笑ってしまいました。「ありがとう、心から、ありがとう。」とか、「ありがとう、本当に、ありがとう。」なら話は解る...
雑記

デトロイト・メタル・シティー

小学5年の甥っ子が遊びに来て私の部屋の押し入れを漁る。そこで彼が見つけたのがマンガ『デトロイトメタルシティー1~⒑巻』(若杉公徳著)の登場人物カミュのフィギュア。(未開封)「何これ?」という甥っ子に対し私は「それはほんとに面白いキャラクター...
雑記

「不可能」なんてありえない

「不可能」なんてありえない「不可能」とは、自らの力で世界を切り拓くことを放棄した、臆病者の言葉だ。「不可能」とは、現状に甘んじるための言い訳にすぎない。「不可能」とは、事実ですらなく、単なる先入観だ。「不可能」とは、誰かに決めつけられること...
人生に対する姿勢

どうよ?

SNSが普及するはるか以前から「いーね」を多用してきた人物がいる。クレイジーケンバンドの横山剣さんだ。いわば「いいね」の先駆者だ。ただし横山さんの場合は、「いーね」に先行して「どうよ?」という前振りがある。横山さんがバンドのメンバーに「最近...
雑記

初書籍化

昨日帰宅したら、小包が届いていた。開けてみたらずいぶん前に応募した幻冬舎ルネサンス新社の書籍『拝啓、あの日のわたしへ』に私の原稿の掲載が決まった旨の通知と、実際に文章の掲載された本一冊が入っていた。58人の作者による短編集のうちの一人にすぎ...
友人

育ち

育ちがいいという表現がある。何のことやらさっぱりわからなかったが、今になって(42歳になって)ようやくその意味が解った。 今日、職場の食堂で私が一人で窓に向かって食べていると、ある同僚が向かいに腰かけてくれた。「最近どうですか?」と聞いてく...
雑記

男は背中で語るもの

あと少しで平成も終わりお迎える今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?昭和を生きた方々にはなじみ深いフレーズに「男は背中で語るもの」があります。さて、昭和生まれの私としては無い知恵しぼって背中で語りたいフレーズを考えてみました。○がんば...
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戯言(たわごと)

「要(※夫の名前)にとって女というものは神であるか玩具であるかのいずれかであって、妻との折り合いがうまく行かないのは、彼から見ると、妻がそれらのいずれにも属していないからであった。」と小説『蓼食う虫』の中で谷崎潤一郎が述べている。私はあまり...
友人

自己目的化

その昔クイズが異様に流行った時代があった。ご存知の方もいるかもしれないが『アメリカ横断ウルトラクイズ』などはその最たる例だ。私の在学していた高校でも「クイズ研究会」なるものがあり、割と、というか凄く学力の高い連中が入会していた。私はというと...
家族

ツボ

「笑いのツボが違う」という表現がある。要するに笑うべきポイントが違うという事なのだが、どういうことかよく解ったので以下に記したい。 私と親父では笑いのツボが全く違う。その親父と夕食時にサッカーのプリンスリーグについて話をした。プリンスリーグ...
人生に対する姿勢

公務で

「公務で人殺しをやるところまで、まだ、おれたちは墜ちちゃいませんよ。」(『銀河英雄伝説外伝3』田中芳樹より) 十代の頃、むさぼるように読んだ『銀河英雄伝説』の外伝3の一節だ。他にも「なるほど、言論の自由は思想の自由よりテリトリーが狭いという...
雑記

ありがとう

先日、NHKのsongsという音楽番組で井上陽水さんを2週連続で特集していた。それを見ていてすっかり井上陽水さんのファンになってしまった。斜に構えていて、コメントが人を食っていて、それでいて自嘲的で、本心は半ば韜晦されていて、多分相当にシャ...
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宇宙もしくはたわしコロッケ

私はかねてから宇宙に行ってみたいと思っていたのだが、その理由の一端は次のフレーズにある。「宇宙は我々を受容しなければ、拒絶もしない。ただただ無視するだけである。」  しびれるフレーズだが何のことはない。要は、宇宙は我々を「ほっといてくれる」...
雑記

「迷い」と「決断」

最近迷った事がある。「資格試験を受けるべきか否か」だ。今の職場で仕事をしていく上で必要不可欠ではないが、あるに越したことはない「資格」だ。ただその為には、試験当日、会場までの往復3万円の交通費が必要だった。非正規の私にとっては馬鹿にならない...
雑記

ポニー

私に乗馬の経験はない。あるとすれば子供の頃にポニーに載ったことがあるくらいだ。ぽくぽくとよく歩いたのを覚えている。その時のポニーはもちろん走りはしなかった。けれども、いかにポニーとはいえ走ったら私よりはるかに早かったろう。私は何もポニーとど...
人生に対する姿勢

ファンもしくは

先日、書籍を3冊購入した。どれも10代20代の頃夢中になって読んだ、ある作家の本だ。で、今も夢中になって読むかというと、そうでもない。正直、心の中でもうこの作家から得るものはないな、と思いつつ読んでいる。名編集者の高橋一清氏が「同一平面上に...
教育

いじめの構造

仕事上パソコンでの単純な処理作業を繰り返すことがあります。これを30分~1時間とやっていると非常にイライラしてくるものです。文章を綴ったりするのとは頭の使い方が異なるのでしょう。文章を綴っている分には何時間経とうが一向に苦ではないから。 で...
雑記

相対化

個人にアイデンティティーが必要なように、共同体にもアイデンティティーが不可欠だ。それが神話である。上橋菜穂子先生の小説で、自分の民族の創生神話が絶対だと信じて疑わなかった主人公が他の民族の長に次のように諭される場面がある。「私達の神話はあな...
教育

側面の情

以前勤めていた学習塾(障害を伏せていたので長続きはしなかったが・・・)の採用試験で「貴方はどんな教師になりたいか?」という小論文の試験が出た。そこで私は次のように答えた。  人を動かすのに3つのやり方があると聞きます。1つは正面の理2つ目は...
歴史

タテマエ

至極アイロニカルに言えば、現代社会における西欧文明の優勢は彼らが「タテマエ」を創り出したことにあると私はみる。「タテマエ」とはすなわち「人権」「自由」「法の下の平等」等の概念を指す。これらの諸概念をクリアーにしたこと。つまり言語化、定義づけ...
雑記

民主主義とは

私が幼少のみぎり、お泊り保育なる行事があった。町内3~4つの幼稚園が合同で、大きな寺に一泊するというものだ。何のための行事か未だに解らないのだが・・・。とにかくそんな行事があった。さて問題は一泊した朝に起きた。園児たちが朝の洗面所で喧嘩して...
雑記

ペルソナ

先日、夢の中で職場の方々(主に女性)が私の噂をしていた。「○○さんは本なんか出してどうなりたいんだろね?」それを聴いたMさんと言う方が「違うの、あの人は長谷川 徹なの。○○ ○(本名)は仮の名前なの!」とおっしゃっていた。なんだか、揶揄され...
人生に対する姿勢

測る

どこかの誰かが言いそうなことだが、≪書く≫という行為は相手との距離を測る事に他ならない。私も文章を書くことにより、社会(世界)との距離を自分なりに測ってきた。近づきすぎて余計なものまで見えてしまう事もあれば、遠すぎてよく解らなかったという事...
雑記

最適解

毎年耳にする春闘とかベースアップ(ベア)がどのように決まるのか?なんとなくニュースを聞いていただけだったが、その意味が解ったので以下に記す。  不景気の時、我々低所得者層(要するに貧乏人)は何かと言うと「金持ちが悪い」という論理に安易に飛び...
人生に対する姿勢

目に入れてもいたくない存在

《目に入れてもいたくないほど可愛い》という表現がある。可愛いから目に入れてもいたくないという意味だが、この意味を《目に入れてもいたくないほど小さいから可愛い》と解釈するようになって久しい。どういうことか?自分にとって目に入れてもいたくないほ...
授業

それぞれの

現在、河合 敦先生の『日本史は逆から学べ』を読んでいる。この本は日本史を現代から遡って理解していこう手法で書かれており、『おかげさまで好評を博している。』とある。また、『昔の先生は、縄文時代や弥生時代にやたらと時間を割き、最後は時間が足りな...
雑記

丁寧な生活

丁寧に生活するようになった。無職になってそれまでと変わったのは、丁寧に生活するようになった事だ。朝起きて、散歩し、部屋を掃除し、食事をし、後片付けをし、歯を磨く。それら1つ1つの事をていねいに行う。物事を丁寧に行っていると自然と気持ちが落ち...
雑記

発見

「あった!」丸二日間、行方不明だった財布を私はそこに「発見」した。そこと言うのは新しい職場の机の引き出しの中で、最近転職した私は、先日顔合わせと自己紹介が済んだ後、入れておいたのを忘れて帰ってしまったのだ。しょっぱなから大失態だ。これでは不...
雑記

自転車通勤

自転車通勤を始めた。新しい職場まで自宅から片道6キロ、往復12キロを自転車で駆け抜ける。風がいい。だいたい20分で着く。帰りは暗くなるので30分くらいか。慣れてくれば自転車に適した道がわかってくる。車種はGIANTの2011モデルescap...
雑記

文学の限界と時代性

先日、文藝春秋の元編集者である岡崎正孝氏の講演会「芥川賞・直木賞秘話」に参加した。芥川賞・直木賞にまつわる知られざるエピソードや、長年、出版編集者として携わり、作家との関わりの中で知り得た様々な裏話などを聴く事が出来た。講演の終わりに質問タ...
雑記

おなら

「おならしたでしょ?」ふと、そんな声が聞こえてきた。10月から市内の学童保育で働き始めた。その新しい職場での一コマだ。ほほえましくて思わず笑ってしまった。月並みな表現だが心がほっこりするというか・・・豊かな事だと思う。これに対して我々大人は...
雑記

言葉の力

言葉には力が宿る。本気でそう考えている。言霊ともいう。いつも出来る、出来ると口にしていれば、いつか出来るようになるし、ダメだ、無理だとばかり口にしていると本当に出来なくなる。だから「どうせ」とか「全然」とかそういった類の言葉は出来るだけ避け...
人生に対する姿勢

思考回路

頭の良い人、仕事のできる人というのは必要十分に考える人だと思う。必要以上に考えれば好いというものではない。  昔、村上春樹さんが「僕のように頭の回転が遅くて、口下手な人はいわゆる【もやもや】が残る。だからこそ物書きに向いている」という趣旨の...
教育

凸凹

前職でお世話になった方が「凸凹のある人間同士が補い合ってやってくのが会社ってもんだよ。」とおっしゃっていた。「素敵なことを言うなあ」と思ったのを覚えている。  話は変わるが10月から学童保育で働き始めた。この学童保育ではおやつを食べた後に「...
教育

姿勢

以前、人の頭の良さって何だろう?というテーマで『スペック』と言う文章を書いたが、そこに新たな知見が加わったので以下に記したい。結論から言うと人の頭の良さとは≪姿勢≫と深くかかわっている。英語で言うところの≪attitude≫だ。スティーブ・...
家族

性(さが)

「まずいお酒だね。」と母に言われた。言葉には不思議な力が宿る。それ以来、満足して飲んでいたカインズホーム銘柄の350㎖84円の発泡酒がなんだかイヤにまずく感じられるようになった。普段否定的なことは言わない母がめずらしくそんなことを言ったのに...
授業

舌打ち

今日も君は舌打ちした。ハセッチの帰り際に舌打ちした。昨日はハセッチの勘違いかなと思ったけど、今日は解った。その舌打ちは「なんだよ、もう帰っちゃうのかよ?」という意味だ。何だかハセッチは申し訳ないような、嬉しいような気持になって「K君またね!...
雑記

猫のススメ

会社の上司にジョークを飛ばせる新入社員はちょっくらいない。新入社員同士なら話は別だが・・・。逆に、上司が平社員に向かってジョークを飛ばすのは何ら問題ない行為だ。何が言いたいかというと、ジョークは自分と同等か、下位に属するものに対して緊張を緩...
サッカー

青森山田

格闘技でも将棋でもオセロでもそうだが、玄人同士、若しくは達人同士の戦いでは先に隙を見せた方が負けだ。相手はその隙をついてくる。如何にミスをしないか、隙を作らないかが勝敗の決め手となる。したがって試合自体は見ていて派手さのない、悪い言い方をす...
教育

性善説と性悪説

人に対するに(特に初対面では)性善説をとるか性悪説をとるかは難しい。殊に教育の場面においてのそれは私にとって永遠のテーマだ。バイトも含めると塾講師、高校教師、現在の学童保育と教育に携わる3種類の仕事をしてきた。性善説をとって失敗したことも、...
教育

叱る

叱るのが下手だ。叱るどころかどうも私は児童・生徒になめられてしまうきらいがある。女子高教師時代はそれでも、授業で専門教科を頑張ってこれでどうだ!と、博識なところ?を見せると生徒たちは言う事を聞いた。それでも着任1年目はてこずったものだ。それ...
雑記

どうでも「いいね」と本当の「いいね」

以前NHKの「漫勉」である漫画家の先生がおっしゃっていた。自分は登場人物が「葛藤」する場面にこそ心惹かれると。主人公が自分の属する組織に潜むスパイの暗殺を上から命じられる。主人公は暗殺の機会をうかがいながらそのスパイと日々を共にする。そのう...
雑記

ジャンケン

誰が考え出したか知らないがジャンケンとは非常に優れたシステムだ。A>B>C>A(くり返し) と力関係が円環している。どの記号が最も強くて、どの記号が最も弱いという関係にはない。これに対して我々の社会一般では異なる。A>B>C>D>E・・・・...
サッカー

権威と伝統

個人的には権威とか伝統ってまず疑ってかかるものだと思ってきた。ただ、そうとばかりも言えないなあ、と思う節があったので以下に記したい。 今日、ザスパクサツの開幕戦を観戦してきた。ザスパのJ2昇格の立役者ともいうべき主要選手が抜け、この2年間ザ...
人生に対する姿勢

信じる力

NHK朝の連続テレビ小説『スカーレット』が熱い。主人公の川原喜美子は夫で陶芸家の八郎の影響で次第に陶芸にのめり込んでいく。やがて多大な費用の掛かる穴窯を続けるか否かで八郎と喜美子は意見が割れる。借金をしてまで穴窯を続けることに反対する八郎は...
人生に対する姿勢

強さ

強さって何だろう?男子なら誰でも抱いたことのある疑問だ。その定義は人それぞれだろう。喧嘩の強さ、ハートの強さ、権力の強さ、強さにもいろいろあるが、一例として(「グラップラー刃牙」板垣恵介)の刃牙の親父、範馬勇次郎の言葉を取り上げたい。曰く「...
人生に対する姿勢

贅沢な人生

贅沢が苦手だ。服はユニクロかせいぜい無印で十分だし、ごはんには納豆があれば十分だ。車は国産の軽自動車で十分だし、腕時計はamazonで6500円の品をもう何年も使っている。要は贅沢が似合わないのだ。自分はつくづく金のかからない人間だな。贅沢...
雑記

どうでもいい話

どうでもいい話だが、奥田民生さんの代表曲『さすらい』が好きだ。特に「~雲の形を真に受けてしまった♪」という歌詞に魅かれる。なんと素敵な歌詞ではありませんか?「あの雲、わたがしみたいだね!」「恐竜にも見えるよ。」なんて言葉を交わした頃が私にも...
教育

逸脱のススメ

先日聞いた話なのだが、私の勤める学童には以前、液体せっけんを使ってシャボン玉遊びをした児童がいたそうな(笑)。いつどこにでも、このようにいわゆる“通常”や“当たり前”から「逸脱」する者がいる。かくいう私にも「逸脱」した思いでがある。中学3年...
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LOSER

時間がおありの方は次の動画を見てください。ウルフルズのミュージックビデオです。「笑えれば」という曲。 このミュージックビデオには主に3人の人物が描かれています。① 花婿② 花嫁③ 郵便配達員 この文章をお読みのあなたはどの人物に親近感を抱き...
人生に対する姿勢

白紙の弔辞

『人生の終わりを思い描くこと、具体的には自分の葬式の参列者と弔辞をイメージする・・・。』 中田敦彦さんのyoutube大学で(『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー)を扱っていた。この中田敦彦先生ならぬコヴィー先生曰く「成功した場面、例え...
友人

コロナビール

「コロナ買い占めようかな?」「えっ、???何?」「いや、コロナビール、メキシコ産のビールだよ。買い占めようかなと思って。」「なんだビールか?何言いだすのかと思った。」「今凄いんだよ。風評被害で。コロナビール売れ残ってる。みんな買わないんだよ...
教育

成長

毎年この時期になると新入社員の挨拶で「早く成長したい。」という台詞が耳に入ってくる。私も教員時代に新人教師の「皆さんとともに成長してゆきたい。」というあいさつ文を読んで「成長って何なのだろう?俺って成長しているのだろうか?」と思った事がある...
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如何せん

今日とある病院で医療事務を務める友人と食事をした。友人曰く、その病院には患者さんや外来用に目安箱が設置されている。ある日その目安箱に「清掃員に挨拶をしたのに挨拶が返ってこなかった。」とお怒りの投書があったそうな。その清掃員には知的障害があっ...
家族

拠り所(アイデンティティー)

誰にでも拠り所(アイデンティティー)がある。私にとってのそれは母方の祖父だ。祖父は象牙細工師で、家には祖父が象牙で作った置物や印鑑、装飾品の類が置かれていた。これをおじいちゃんがつくったのかと子供心に感心したものだ。 凝り性だった祖父は自分...
共鳴・シンクロ

歌の力

今日、学童で上級生が外遊びをしている間、私が一人で室内の新1年生をみていた。すると、彼らがいつの間にか声を合わせて歌い出したので驚いた。初めは、ドキドキワクワク1年生♪とかいう歌だったのだが、そのうちに槇原敬之さんの「世界に一つだけの花」を...
家族

見上げる星

「俺って芥川(あくたがわ)?それとも茶川(ちゃがわ)?(笑)」と私の文章の常に良き理解者である母に聞くと、母はすかさず「そりゃ、茶川(ちゃがわ)だねぇ。(笑)」と答える。ここで言うところの茶川(ちゃがわ)とはもちろん『Allays 3丁目の...
友人

北関東のトム・クルーズ

私の友人はメールやLINEの中でよく自分の事を「アジアの大木」と表現する。例えば文面の最後に「アジアの大木より」と結んだりする。無論これはウケを狙っての事だ。実際には彼の身長は160そこそこしかない。2メートルになんなんとする大男が自分の事...
教育

「仕組み」「からくり」「理解」

夢を見ていた。夢の中の私は高校生で社会科の定期テストを受けねばならなかった。それが嫌で嫌で、ボイコットしようかと思っていたのだが結局最後には受けに行く。するとそこには中学の時のとてもやさしかった社会科の先生がいて、「長谷川テスト受けなきゃダ...
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王様は裸だ!

私の中で今、ポケモンと将棋が熱い。と言うのもどちらも職場の学童で大人気だからだ。子供たちはポケモンが大好きだ。そして、最近では将棋が彼らの間で大流行の兆しを見せている。おやつの時間が終わると決まって「ハセッチ将棋しよー。」と子供たちがやって...
人生に対する姿勢

幸福の相対化

先日、NHKで放映した井上陽水さんの特集番組で、ゲスト出演した松任谷由実さんが語っていた。自分(松任谷さん)と陽水は共通した感情をテーマにしていて、それはセンチメンタル(感傷)やメランコリー(憂鬱)と呼ばれるものだと。そのどちらも贅沢な感情...
授業

一人前の

今日は驚いた。ちょっと前まではピカピカの1年生だった~ちゃんが「『君の膵臓を食べたい』読んだことある?」なんて聞いてくるんだもの。正直言ってハセッチは『君の膵臓を食べたい』は読んだことがない。と言うかそういうのはあんまり読まない。でも内容は...