2024-05

雑記

「迷い」と「決断」

最近迷った事がある。「資格試験を受けるべきか否か」だ。今の職場で仕事をしていく上で必要不可欠ではないが、あるに越したことはない「資格」だ。ただその為には、試験当日、会場までの往復3万円の交通費が必要だった。非正規の私にとっては馬鹿にならない...
雑記

ポニー

私に乗馬の経験はない。あるとすれば子供の頃にポニーに載ったことがあるくらいだ。ぽくぽくとよく歩いたのを覚えている。その時のポニーはもちろん走りはしなかった。けれども、いかにポニーとはいえ走ったら私よりはるかに早かったろう。私は何もポニーとど...
人生に対する姿勢

ファンもしくは

先日、書籍を3冊購入した。どれも10代20代の頃夢中になって読んだ、ある作家の本だ。で、今も夢中になって読むかというと、そうでもない。正直、心の中でもうこの作家から得るものはないな、と思いつつ読んでいる。名編集者の高橋一清氏が「同一平面上に...
教育

いじめの構造

仕事上パソコンでの単純な処理作業を繰り返すことがあります。これを30分~1時間とやっていると非常にイライラしてくるものです。文章を綴ったりするのとは頭の使い方が異なるのでしょう。文章を綴っている分には何時間経とうが一向に苦ではないから。 で...
雑記

相対化

個人にアイデンティティーが必要なように、共同体にもアイデンティティーが不可欠だ。それが神話である。上橋菜穂子先生の小説で、自分の民族の創生神話が絶対だと信じて疑わなかった主人公が他の民族の長に次のように諭される場面がある。「私達の神話はあな...
教育

側面の情

以前勤めていた学習塾(障害を伏せていたので長続きはしなかったが・・・)の採用試験で「貴方はどんな教師になりたいか?」という小論文の試験が出た。そこで私は次のように答えた。  人を動かすのに3つのやり方があると聞きます。1つは正面の理2つ目は...
歴史

タテマエ

至極アイロニカルに言えば、現代社会における西欧文明の優勢は彼らが「タテマエ」を創り出したことにあると私はみる。「タテマエ」とはすなわち「人権」「自由」「法の下の平等」等の概念を指す。これらの諸概念をクリアーにしたこと。つまり言語化、定義づけ...
雑記

民主主義とは

私が幼少のみぎり、お泊り保育なる行事があった。町内3~4つの幼稚園が合同で、大きな寺に一泊するというものだ。何のための行事か未だに解らないのだが・・・。とにかくそんな行事があった。さて問題は一泊した朝に起きた。園児たちが朝の洗面所で喧嘩して...
雑記

ペルソナ

先日、夢の中で職場の方々(主に女性)が私の噂をしていた。「○○さんは本なんか出してどうなりたいんだろね?」それを聴いたMさんと言う方が「違うの、あの人は長谷川 徹なの。○○ ○(本名)は仮の名前なの!」とおっしゃっていた。なんだか、揶揄され...
人生に対する姿勢

測る

どこかの誰かが言いそうなことだが、≪書く≫という行為は相手との距離を測る事に他ならない。私も文章を書くことにより、社会(世界)との距離を自分なりに測ってきた。近づきすぎて余計なものまで見えてしまう事もあれば、遠すぎてよく解らなかったという事...
雑記

最適解

毎年耳にする春闘とかベースアップ(ベア)がどのように決まるのか?なんとなくニュースを聞いていただけだったが、その意味が解ったので以下に記す。  不景気の時、我々低所得者層(要するに貧乏人)は何かと言うと「金持ちが悪い」という論理に安易に飛び...
人生に対する姿勢

目に入れてもいたくない存在

《目に入れてもいたくないほど可愛い》という表現がある。可愛いから目に入れてもいたくないという意味だが、この意味を《目に入れてもいたくないほど小さいから可愛い》と解釈するようになって久しい。どういうことか?自分にとって目に入れてもいたくないほ...
授業

それぞれの

現在、河合 敦先生の『日本史は逆から学べ』を読んでいる。この本は日本史を現代から遡って理解していこう手法で書かれており、『おかげさまで好評を博している。』とある。また、『昔の先生は、縄文時代や弥生時代にやたらと時間を割き、最後は時間が足りな...
雑記

丁寧な生活

丁寧に生活するようになった。無職になってそれまでと変わったのは、丁寧に生活するようになった事だ。朝起きて、散歩し、部屋を掃除し、食事をし、後片付けをし、歯を磨く。それら1つ1つの事をていねいに行う。物事を丁寧に行っていると自然と気持ちが落ち...
雑記

発見

「あった!」丸二日間、行方不明だった財布を私はそこに「発見」した。そこと言うのは新しい職場の机の引き出しの中で、最近転職した私は、先日顔合わせと自己紹介が済んだ後、入れておいたのを忘れて帰ってしまったのだ。しょっぱなから大失態だ。これでは不...
雑記

自転車通勤

自転車通勤を始めた。新しい職場まで自宅から片道6キロ、往復12キロを自転車で駆け抜ける。風がいい。だいたい20分で着く。帰りは暗くなるので30分くらいか。慣れてくれば自転車に適した道がわかってくる。車種はGIANTの2011モデルescap...
雑記

文学の限界と時代性

先日、文藝春秋の元編集者である岡崎正孝氏の講演会「芥川賞・直木賞秘話」に参加した。芥川賞・直木賞にまつわる知られざるエピソードや、長年、出版編集者として携わり、作家との関わりの中で知り得た様々な裏話などを聴く事が出来た。講演の終わりに質問タ...
雑記

おなら

「おならしたでしょ?」ふと、そんな声が聞こえてきた。10月から市内の学童保育で働き始めた。その新しい職場での一コマだ。ほほえましくて思わず笑ってしまった。月並みな表現だが心がほっこりするというか・・・豊かな事だと思う。これに対して我々大人は...
雑記

言葉の力

言葉には力が宿る。本気でそう考えている。言霊ともいう。いつも出来る、出来ると口にしていれば、いつか出来るようになるし、ダメだ、無理だとばかり口にしていると本当に出来なくなる。だから「どうせ」とか「全然」とかそういった類の言葉は出来るだけ避け...
人生に対する姿勢

思考回路

頭の良い人、仕事のできる人というのは必要十分に考える人だと思う。必要以上に考えれば好いというものではない。  昔、村上春樹さんが「僕のように頭の回転が遅くて、口下手な人はいわゆる【もやもや】が残る。だからこそ物書きに向いている」という趣旨の...
教育

凸凹

前職でお世話になった方が「凸凹のある人間同士が補い合ってやってくのが会社ってもんだよ。」とおっしゃっていた。「素敵なことを言うなあ」と思ったのを覚えている。  話は変わるが10月から学童保育で働き始めた。この学童保育ではおやつを食べた後に「...
教育

姿勢

以前、人の頭の良さって何だろう?というテーマで『スペック』と言う文章を書いたが、そこに新たな知見が加わったので以下に記したい。結論から言うと人の頭の良さとは≪姿勢≫と深くかかわっている。英語で言うところの≪attitude≫だ。スティーブ・...
家族

性(さが)

「まずいお酒だね。」と母に言われた。言葉には不思議な力が宿る。それ以来、満足して飲んでいたカインズホーム銘柄の350㎖84円の発泡酒がなんだかイヤにまずく感じられるようになった。普段否定的なことは言わない母がめずらしくそんなことを言ったのに...
授業

舌打ち

今日も君は舌打ちした。ハセッチの帰り際に舌打ちした。昨日はハセッチの勘違いかなと思ったけど、今日は解った。その舌打ちは「なんだよ、もう帰っちゃうのかよ?」という意味だ。何だかハセッチは申し訳ないような、嬉しいような気持になって「K君またね!...
雑記

猫のススメ

会社の上司にジョークを飛ばせる新入社員はちょっくらいない。新入社員同士なら話は別だが・・・。逆に、上司が平社員に向かってジョークを飛ばすのは何ら問題ない行為だ。何が言いたいかというと、ジョークは自分と同等か、下位に属するものに対して緊張を緩...
サッカー

青森山田

格闘技でも将棋でもオセロでもそうだが、玄人同士、若しくは達人同士の戦いでは先に隙を見せた方が負けだ。相手はその隙をついてくる。如何にミスをしないか、隙を作らないかが勝敗の決め手となる。したがって試合自体は見ていて派手さのない、悪い言い方をす...
教育

性善説と性悪説

人に対するに(特に初対面では)性善説をとるか性悪説をとるかは難しい。殊に教育の場面においてのそれは私にとって永遠のテーマだ。バイトも含めると塾講師、高校教師、現在の学童保育と教育に携わる3種類の仕事をしてきた。性善説をとって失敗したことも、...
教育

叱る

叱るのが下手だ。叱るどころかどうも私は児童・生徒になめられてしまうきらいがある。女子高教師時代はそれでも、授業で専門教科を頑張ってこれでどうだ!と、博識なところ?を見せると生徒たちは言う事を聞いた。それでも着任1年目はてこずったものだ。それ...
雑記

どうでも「いいね」と本当の「いいね」

以前NHKの「漫勉」である漫画家の先生がおっしゃっていた。自分は登場人物が「葛藤」する場面にこそ心惹かれると。主人公が自分の属する組織に潜むスパイの暗殺を上から命じられる。主人公は暗殺の機会をうかがいながらそのスパイと日々を共にする。そのう...
雑記

ジャンケン

誰が考え出したか知らないがジャンケンとは非常に優れたシステムだ。A>B>C>A(くり返し) と力関係が円環している。どの記号が最も強くて、どの記号が最も弱いという関係にはない。これに対して我々の社会一般では異なる。A>B>C>D>E・・・・...
サッカー

権威と伝統

個人的には権威とか伝統ってまず疑ってかかるものだと思ってきた。ただ、そうとばかりも言えないなあ、と思う節があったので以下に記したい。 今日、ザスパクサツの開幕戦を観戦してきた。ザスパのJ2昇格の立役者ともいうべき主要選手が抜け、この2年間ザ...
人生に対する姿勢

信じる力

NHK朝の連続テレビ小説『スカーレット』が熱い。主人公の川原喜美子は夫で陶芸家の八郎の影響で次第に陶芸にのめり込んでいく。やがて多大な費用の掛かる穴窯を続けるか否かで八郎と喜美子は意見が割れる。借金をしてまで穴窯を続けることに反対する八郎は...
人生に対する姿勢

強さ

強さって何だろう?男子なら誰でも抱いたことのある疑問だ。その定義は人それぞれだろう。喧嘩の強さ、ハートの強さ、権力の強さ、強さにもいろいろあるが、一例として(「グラップラー刃牙」板垣恵介)の刃牙の親父、範馬勇次郎の言葉を取り上げたい。曰く「...
人生に対する姿勢

贅沢な人生

贅沢が苦手だ。服はユニクロかせいぜい無印で十分だし、ごはんには納豆があれば十分だ。車は国産の軽自動車で十分だし、腕時計はamazonで6500円の品をもう何年も使っている。要は贅沢が似合わないのだ。自分はつくづく金のかからない人間だな。贅沢...
雑記

どうでもいい話

どうでもいい話だが、奥田民生さんの代表曲『さすらい』が好きだ。特に「~雲の形を真に受けてしまった♪」という歌詞に魅かれる。なんと素敵な歌詞ではありませんか?「あの雲、わたがしみたいだね!」「恐竜にも見えるよ。」なんて言葉を交わした頃が私にも...
教育

逸脱のススメ

先日聞いた話なのだが、私の勤める学童には以前、液体せっけんを使ってシャボン玉遊びをした児童がいたそうな(笑)。いつどこにでも、このようにいわゆる“通常”や“当たり前”から「逸脱」する者がいる。かくいう私にも「逸脱」した思いでがある。中学3年...
恋愛

LOSER

時間がおありの方は次の動画を見てください。ウルフルズのミュージックビデオです。「笑えれば」という曲。 このミュージックビデオには主に3人の人物が描かれています。① 花婿② 花嫁③ 郵便配達員 この文章をお読みのあなたはどの人物に親近感を抱き...
人生に対する姿勢

白紙の弔辞

『人生の終わりを思い描くこと、具体的には自分の葬式の参列者と弔辞をイメージする・・・。』 中田敦彦さんのyoutube大学で(『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー)を扱っていた。この中田敦彦先生ならぬコヴィー先生曰く「成功した場面、例え...
友人

コロナビール

「コロナ買い占めようかな?」「えっ、???何?」「いや、コロナビール、メキシコ産のビールだよ。買い占めようかなと思って。」「なんだビールか?何言いだすのかと思った。」「今凄いんだよ。風評被害で。コロナビール売れ残ってる。みんな買わないんだよ...
教育

成長

毎年この時期になると新入社員の挨拶で「早く成長したい。」という台詞が耳に入ってくる。私も教員時代に新人教師の「皆さんとともに成長してゆきたい。」というあいさつ文を読んで「成長って何なのだろう?俺って成長しているのだろうか?」と思った事がある...
友人

如何せん

今日とある病院で医療事務を務める友人と食事をした。友人曰く、その病院には患者さんや外来用に目安箱が設置されている。ある日その目安箱に「清掃員に挨拶をしたのに挨拶が返ってこなかった。」とお怒りの投書があったそうな。その清掃員には知的障害があっ...
家族

拠り所(アイデンティティー)

誰にでも拠り所(アイデンティティー)がある。私にとってのそれは母方の祖父だ。祖父は象牙細工師で、家には祖父が象牙で作った置物や印鑑、装飾品の類が置かれていた。これをおじいちゃんがつくったのかと子供心に感心したものだ。 凝り性だった祖父は自分...
共鳴・シンクロ

歌の力

今日、学童で上級生が外遊びをしている間、私が一人で室内の新1年生をみていた。すると、彼らがいつの間にか声を合わせて歌い出したので驚いた。初めは、ドキドキワクワク1年生♪とかいう歌だったのだが、そのうちに槇原敬之さんの「世界に一つだけの花」を...
家族

見上げる星

「俺って芥川(あくたがわ)?それとも茶川(ちゃがわ)?(笑)」と私の文章の常に良き理解者である母に聞くと、母はすかさず「そりゃ、茶川(ちゃがわ)だねぇ。(笑)」と答える。ここで言うところの茶川(ちゃがわ)とはもちろん『Allays 3丁目の...
友人

北関東のトム・クルーズ

私の友人はメールやLINEの中でよく自分の事を「アジアの大木」と表現する。例えば文面の最後に「アジアの大木より」と結んだりする。無論これはウケを狙っての事だ。実際には彼の身長は160そこそこしかない。2メートルになんなんとする大男が自分の事...
教育

「仕組み」「からくり」「理解」

夢を見ていた。夢の中の私は高校生で社会科の定期テストを受けねばならなかった。それが嫌で嫌で、ボイコットしようかと思っていたのだが結局最後には受けに行く。するとそこには中学の時のとてもやさしかった社会科の先生がいて、「長谷川テスト受けなきゃダ...
教育

王様は裸だ!

私の中で今、ポケモンと将棋が熱い。と言うのもどちらも職場の学童で大人気だからだ。子供たちはポケモンが大好きだ。そして、最近では将棋が彼らの間で大流行の兆しを見せている。おやつの時間が終わると決まって「ハセッチ将棋しよー。」と子供たちがやって...
人生に対する姿勢

幸福の相対化

先日、NHKで放映した井上陽水さんの特集番組で、ゲスト出演した松任谷由実さんが語っていた。自分(松任谷さん)と陽水は共通した感情をテーマにしていて、それはセンチメンタル(感傷)やメランコリー(憂鬱)と呼ばれるものだと。そのどちらも贅沢な感情...
授業

一人前の

今日は驚いた。ちょっと前まではピカピカの1年生だった~ちゃんが「『君の膵臓を食べたい』読んだことある?」なんて聞いてくるんだもの。正直言ってハセッチは『君の膵臓を食べたい』は読んだことがない。と言うかそういうのはあんまり読まない。でも内容は...
共鳴・シンクロ

シンクロ②

以前『シンクロ』と言う文章を書いた。証明するすべこそないものの「シンクロ」は確かに存在する。イルカなどはその最も解りやすい例で、イルカはその個体同士で「シンクロ」し合い、群れとしての「共有意思」をもっている。これは人間同士でもいえる事だ。人...
授業

文化

いいかいSくん!将棋の勝ち負け何てホントはどうでもいい事なんだよ。勝ったからって相手を見下したり逆に、負けたからって相手を見上げたりそんな事ならはなから将棋なんて指さない方がいい。ハセッチは今日、勝負がついた後「ありがとうございました」って...
教育

一生懸命は楽しい

「かるたは楽しいっていうか、一生懸命は楽しいぞー。」 今読んでいるマンガ(「ちはやふる」末次由紀著)に出てくるカルタ部顧問の言葉だ。本質をついている。スポーツであれ、かるたであれ、勉強であれ、仕事であれ、趣味であれ、一生懸命になる事それ自体...
雑記

アメリカ

アメリカと言う国の在り様が良いとは決して思わない。貧富の差、銃の問題、そして今回の様な人種差別問題。ただ、それでもやはりこの国は凄い。そう感じざるを得ない事がある。  今回の白人警官による黒人暴行死に対するデモは全米に伝播しつつある。驚くべ...
人生に対する姿勢

つながりに思いをはせる

私は聖人君子などではないから、人を憎むことがあるし、憎まれることもある。それこそ殺してやりたいほど憎い人間もいるし、逆に私の事を殺したいほど憎む人間もいる事だろう。今「殺してやりたいほど」と書いたが、それが完全な殺意へと変貌しないのは我々が...
授業

だいじょうぶ

いいかい、みんな?自分が舐められているんじゃないか?なんて臆病風に吹かれることはないんだぜ!君にしか出来ないことがたくさんある。その事はみんなわかっている。きちんと敬意と礼儀をもって接しているんだ。だから大丈夫!舐められるのが怖いからってマ...
雑記

触れる

先日、学童の勤務時間中ずっと大雨だった。仕方なく室内でも出来る集団遊びが何かないかと思案したところ、すぐに思いついたのが腕相撲トーナメント。次に思いついたのが4人のグループをつくって新聞紙の上に背中合わせに立つゲーム。4人全員が立てたなら新...
友人

くさす

その昔、私がまだ中学生の頃、あるクラスメイトが当時売り出し中のXジャパンを紹介してくれた。彼はある音楽雑誌の切り抜きを見せ、「カッコいいよね!」と言った。そこにはXジャパンのメンバーそれぞれの理想とする死に方が彼らの強烈なビジュアルと共に写...
ハンディキャップ

よりましな社会

高校生の頃、英語の授業で以下のように習った。「ヨーロッパでは『あなたはどういう生まれなの?』と問われるが、アメリカでは『あなたは何ができるの?』と問われる。」  その当時、直感的にアメリカっていい国だなと思った。ヨーロッパはいわゆる貴族社会...
友人

可愛い

「たとえドラマにしろ、こんなシーンが普通に流れるんだからアメリカの国民性って単純で明快なんだろな!」  今日、友人の車の中でYouTubeを見ながらの会話。動画と言うのは「suits」と言うアメリカのドラマで昇進を告げられた人物がノリノリで...
サッカー

挫折

今、私の中でミスターチルドレンの楽曲イノセントワールドが熱い。車でも部屋でも暇さえあれば聴いている。はじめて聞いたのは確か高校生の頃だからもう20年以上昔の事だ。その頃はいい曲だと思っただけだったが、今聞いてみて妙に心に浸みるものが在る。曲...
友人

友達の条件

友達の条件とは何か?今は懐かしき「池袋ウエストゲートパーク」では主人公の誠が「誠は誰とでも友達になれるの?」と聞かれて「信頼できればな。」と答えている。これはこれで一つの答えだろうが、私の見解はちょっと違う。本当の友達とは対等でなければなら...
人生に対する姿勢

島耕作に思う

弘兼憲史先生の代表作に『島耕作シリーズ』がある。私も課長・部長はもちろんの事、社長くらいまでは全部読んだ。(現在は相談役になっている、ヤングや係長や学生島耕作もある)今回はこの島耕作について考えてみた。  シリーズの最初の『課長島耕作』で描...
教育

ヒマ

「ハセッチ、ひま~。」いつもの学童での一風景。「ゲームとか本とか飽きちゃったの?」「うん」「じゃあ、Fさんに面白いこと教えてやろう。地球上にはいろんな生き物がいるけど、ヒマを持て余しているのは人間だけなんだって!すごくない?どう為になった?...
雑記

そもそも

その日はとにかくさっぱりしたものが食いたかった。月に一度の病院の日。午前から診察を受け、病院の近くのお店で昼食をとり、そのまま職場に向かう。繰り返しになるがその日はとにかくさっぱりしたものが食いたかった。「今日は蕎麦だな。蕎麦しかない。前回...
雑記

昔の話

先日、瑛人さんの楽曲『香水』をiTunesでダウンロードした。車の中で友人と聞いていたら香水の話になった。「ドルチェ&ガッバーナの香水ってどんなのだろうね?香水にもブランドがあるでしょ。その中で敢えてドルチェ&ガッバーナの香水を選ぶってどう...
授業

読み聞かせ

先日、学童で児童文学の読み聞かせをした。お題は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』。小学1・2年生には少し難しいかなと思ったが皆よく聞いていた。読後の感想を求めると「お釈迦様ってどういう人なの?」という声が。以前とある寺の住職から教わった話をそのままに...
雑記

眠れない男

以下は私の独断と偏見に基づく文章である。  世の中には2種類の男がいる。女だってそうかもしれないが、そこまで踏み込むと面倒なので、男についてのみ触れておく。  もう一度述べる。世の中には2種類の男がいる。それは、よく眠る男と眠れない男だ。一...
雑記

ドルチェ&ガッバーナの

ここ数日、瑛人さんの楽曲『香水』を車の中で聴いている。気になった歌詞があったので採りあげたい。どしたのいきなりさあタバコなんか咥えだして悲しくないよ悲しくないよ君が変わっただけだからこの部分が気になっていた。再会した以前の恋人がタバコを咥え...
雑記

山はいい下界はうだるような暑さの37度山では20度前後冷涼な風が心地いいはるか遠くを眺められる山はいい先日山に登ってきた。以前勤めていた会社の方々と標高2000mまで車でそこからは徒歩一歩一歩確かめながら歩く何だか自分自身を再確認しているよ...
友人

託す

「一度贅沢を覚えると元に戻れない。」と言うのがうちの母のモットーで、このモットーにそって私たち兄弟は物質的には極々質素に育てられた。「物質的には」と断ったのは精神的にはそうでもなかったと思う節があるからだ。幼い頃はよく絵本の読み聞かせをして...
家族

愛のカタチ

「一心同体」と言う言葉がある。「二人以上の人が心を一つにしてあたかも一人の人のように固く結びつくこと」と言う意味だ。母が息子に寄せる愛情などはその解りやすい例かも知れない。私が十代の頃、仙台で一人暮らしを始めるまで、うちの母がまさにそうだっ...
教育

居場所

誰だって居場所が欲しい。欲張りなことを言ってしまえば、居場所は複数あった方がよい。たくさん居場所のある人もいれば、居場所がなくて困っている人もいる。居場所と言うのはつまり他者との関係を構築できたかという事で、逆に居場所がないというのは他者と...
教育

細く長く

最近私の中で蕎麦が熱い。以前はラーメンだったが近隣の有名どころは、ここ数年で食べ尽くした感がある。そこで最近は蕎麦に興味が移ってきたと言うわけだ。それに年齢のせいかラーメンの脂っこさよりも蕎麦のさっぱり感を体が求めているようだ。以前の自分に...
人生に対する姿勢

傲慢で強くて残酷な

本日Blue Giant(石塚真一先生)の最新号を読んだ。心が震えたフレーズがあったので記したい。これだけのアウェイの空間でブーイングを浴びても全く動じず、メロディーに集中し続け上がり続ける。オレとは…見ているモノがまるで違う。傲慢でなんて...
人生に対する姿勢

空気の読めない、計算のできない

先日中田敦彦さんのyou tube大学で夏目漱石の『坊ちゃん』を扱っていた。生粋の江戸っ子である坊ちゃんも、会津出身の山嵐も、空気の読めない、計算のできない男だった。上手に空気を読んで計算をして、影の権力者である赤シャツやその太鼓持ちである...
家族

リスク

ある日、仕事から帰ると食卓にはうどんとピザが並べられていた。「お帰り、今日忙しかったからスーパーでお惣菜買ってきたよ。食べな。」と母が言う。それを聞いて、その光景を見て、久しぶりに腹が立った。と言うかキレそうになった。それをぐっとこらえて、...
雑記

基本人とは・・・

基本、人とは醜いもので、ただ稀に一瞬の煌めきを灯すことがある。だからこそ人は愛おしい。その瞬間を結晶化させるのが芸術や文学の役割なのだろう。芸術家や文学者がよく言えば高邁で、悪く言えばプライドが高いというのは致し方ない事なのかもしれない。 ...
人生に対する姿勢

シール

今、手元に「メンテナンス会員様 大商談フェア」とシール貼りされた一通のはがきがある。何のことはない。私が車を購入した某自動車会社の、とある販売店からの定期的な車のメンテナンスのお知らせのはがきだ。長谷川 漣様と書かれたシールが貼ってある。そ...
雑記

才と器

「才と器」は私が以前から温めてきたテーマだ。今回このテーマで書こうと思ったのは今朝セブンイレブンで立ち読みした『週刊モーニング』の『島耕作』が「才能と老い」と言うテーマを扱っていて、それにインスパイアされたからだ。ご興味のある方は是非、今週...
教育

初めの一歩

大学時代、ある先生をつかまえてこんな質問をした。「中世ヨーロッパの王侯貴族が〔道化師〕を召し抱えたのは寂しかったからではないでしょうか?ジョークって奴は自分と同等か目下の物に対して有効なわけで、そうすると一番偉い王様にはジョークを飛ばせる存...
雑記

届け、この想い!!

いくつになっても褒められるのは嬉しいものだ。先日、以下の様な文面のラインが友人から送られてきた。さっき、職場の女の子から「山形さん(仮名)からいただいた『不可能なんてありえない』の本、おもしろいですよ。毎晩寝る前に読んでます。」だって!!長...
雑記

目標と目的

今話題の映画「浅田家」を観てきた。大変面白かった。物語は二ノ宮君演じる主人公のマサシが写真界の芥川賞と言われる木村伊兵衛写真賞をとるところから大きく動き出す。主人公のマサシと自分自身を重ね合わせて観ていた私としては「やっぱ賞って大事だな。」...
人生に対する姿勢

ピーク

山脈にピークがあるのと同様、人生にもピークがある。子どもの頃にピークを迎える人もいれば、いわゆる遅咲き、つまり晩年に人生のピークを迎える人もいる。また、一度の人生に2度3度とピークを迎える人もいれば、逆にピークと言うほどのピークを迎えないま...
歴史

自分事

以前読んだ本に「天才とは人類全体にとっての関心や問題を“自分事”として捉える事の出来る人だ」とあった。TVでグレタ・トゥーンベリさんを観ていてまさにその通りだと思った。若干16歳の彼女は、地球温暖化に対して無策をとり続ける大国の首脳たちに警...

フィギュアスケートの構造的矛盾

今日、パク・キュヒさんのギターリサイタルを聴きに行ってきた。クラッシックのことなどまるで解らない私は「きれーな人だな~。まだ若そうに見えるけど20代かな?それにしちゃ表現力あったな。特に後半凄かったな。」と感心して家に帰った。PCで検索して...
友人

ダイナミズム

友人に言わせると私にトークの才は無いらしい。友人が畳みかけて言うには「貴方は一般論をさもありがたみがあるようにデコレイトして述べる。笑止な限りだ」と。「それはちょっと違う」と私は思う。一般論の背後にある“仕組み”を解き明かす事は非常にダイナ...
人生に対する姿勢

「約束」から読み解く『グレイトギャツビー』

今までいろいろな約束をしてきた。果たせた約束、果たせなかった約束、いろいろだ。ただ、誰と交わした約束が一番多かったかと言えば・・・それは自分自身に他ならない。もしくはこういう風にも言える。「約束は必ず守る」という「約束」を自分自身と交わす。...

美・大人・芸術。あるいは・・・

以前にもこのブログで述べたが『のだめカンタービレ5』(二ノ宮知子)で「悲しいという気持ちをストレートに悲しいと表現してもあまり響かない。悲しくてもその気持ちを言葉にする事が出来なかったんだ。そんな風に弾いてごらん。」というくだりがある。番外...
教育

「ウォー!」

そうだよね集団で生活をしていれば楽しい事ばかりじゃない理不尽な事、もやもやする事だってあるそんな時どうする?「そんな時は『ウォー』って叫びながらグラウンドに駆け出していくんだ!」先生もこれを聞いた時は驚いたでも、すぐ納得したそうだよね大声出...
雑記

お笑いの政(まつりごと)化

地上波のお笑い番組を見なくなって久しい。 何故かというと(芸人の皆さんには失礼極まりないが)つまらないからである。 何故つまらないかというと、お笑いが予定調和化されているからである。 何故予定調和化されているかというと、お笑いが政(まつりご...
教育

雑談

雑談が苦手だ。 現在勤務している学童では、掃除をしてから子供たちが帰ってくるまで、どうしても時間に空きができてしまう。その時間を職員同士で仕事上の情報交換に当てている。つまり雑談だ。この時間がどうも私は苦手だ。話すネタがない。私はどうも雑談...
人生に対する姿勢

コミュ力と引き換えの・・・

「先生はもう少しコミュ力を磨く必要があるね。」勤務先の学童での一コマ。どうやら私には“コミュ力”が無いらしい。小学生にも見透かされてしまったようだ。情けない話ではある。では、そもそもコミュ力とは何なのか?何故私にコミュ力が足りないのか?自分...
友人

ホメオスタシスとトランジスタシス

突然だが私はカラオケに行くと一曲目は奥田民生さんの『さすらい』もしくは『イージューライダー』を歌うことにしている。理由は歌いやすいし、何より万人受けするからだ。 先日、友人宅に行った際、お家でできるカラオケ(インターネットでYouTubeと...
人生に対する姿勢

コミュ力とかコミュ障とか

いつからだろう?コミュ力とかコミュ障とか言う言葉を耳にするようになったのは。少なくとも私が仙台にいた頃、私の学生時代には無かった言葉だ。その頃は「日本人なんだから日本語が使えりゃ十分。」と思っていたし、実際それで困ったことは一度もなかった。...
家族

がんばれNHK

たまには実際的な話を。 私事で恐縮だが、アマゾンプライム会員をやめて、YouTube premiumに入る事にした。理由は以下の通りだ。 Amazonでは基本書籍しか買わない。しかも決まって中古。したがって、送料無料はこの際、意味がない。映...
人生に対する姿勢

馬鹿な漢(おとこ)

私の友人は具体的な物事の背後にある事の本質をギュッとつかんで、それを一言で表すのが得意だ。以前私が『罪と罰』って読んだ事ある?と聞いて「要は、良心の呵責でしょ?」と答えた彼だ。その友人ほどではないが、私にもそういう癖がある。物事の裏側の真理...
友人

「真ん中だよ。」

学生時代、友人の部屋でDJ本田さんのドキュメンタリー番組を見ていた。 DJ本田さんは北海道出身。高校を中退した彼は上京後ディスコで働いている時にヒップホップに出あう。そこからDJとして活動して約10年。だが当時の日本ではDJへの理解は広まら...
人生に対する姿勢

矜持

友人がドエス、ドエスと連呼するので、何のことかと思っていたが、今日テレビ番組表を見ていてやっと理解した。何とかいう民放ドラマの解説に『ドS医師との恋の行くえはどうのこうの』とあった。「成る程ドSか。ドの着くほどサディスティックなという意味か...
雑記

give & take

今日、書店に行って5月25日発売の(『ハイパーミディ中島ハルコ④』林真理子先生原作 東村アキコ先生作画)を買ってきてソッコー読んだ。結論から言うと大変面白かった。特にラストの終わり方が良かった。作中の序盤で、自分が受ける相談を有料に出来ない...
教育

寂しさは苦しさだ

寂しさは苦しさだと思う。 先日、勤務先の学童で一人ぼっちでボール遊びをしていた子がいた。「一緒にやろっか。」と声をかけて、二人でバレーボールのトスをして遊んだ。読書やぬり絵は別として、一人で遊んでいて楽しい子なんているはずがない。初めは大人...