人生に対する姿勢

スイミー

職場の学童で小2の男子数名が集まって国語の教科書でスイミーの音読を始めた。それを聞いていたら、あろうことか、「スイミー」の箇所を「長谷川センセイ」と読み替えている。好意半分、揶揄半分といった感じで彼らは読んでいた。嬉しかった半面、ドキリとし...
雑記

お笑いのパラダイムシフト

今、中田敦彦さんが熱い!何が熱いって、松本人志さんに嚙みついたからだ。いや、嚙みついたというのは表現が悪い。松本人志さんに各種お笑いのコンテストの審査員をやりすぎでは?と物申したのだ。この中田さんの発言がお笑い芸人の間で波紋を呼んでいる。日...
恋愛

とっぽい人(改)

宮沢賢治が好きです。宮沢賢治の何がいいって、彼の「とっぽい」ところです。えっ「とっぽい」ってどういう意味?と思われた方、「とっぽい」の辞書的な意味は、ここでは「どことなく間の抜けた」が当てはまります。でもそれだけでは「とっぽい」の真の意味を...
教育

夏休み

私事で恐縮だがYouTubeプレミアムに加入してからと言うもの本当に音楽が身近になった。それまでは聞きたいと思った楽曲をiTunesで一曲いくらで購入していたのが、YouTubeプレミアムに加入して月々1180円で聞きたい放題となった。JA...
雑記

ネットワークとフットワーク

芽が出ない。植物の事ではない。私のライフワークであるエッセイの話だ。45歳までに文壇デヴューするつもりだったのに・・・。もう今年で47だ。でもそういった話は全く、ない。エッセイを執筆し始めて8年目。作品は300をゆうに越している。無論、自費...
サッカー

サッカーと64(ロクヨン)と

昨日、ブックオフで懐かしの任天堂64を購入してきた。と言うのも、家に遊びに来た甥っ子が「64のサッカーまたやりたいな。」と言ったからだ。その時家にあった64はもう古くなって動かなくなってしまっていた。動作不良の64をジャンク品として引き取っ...
歴史

普通の人

イエスに興味がある。キリスト教のイエスだ。今から2030年ほど前のイスラエルに生まれたユダヤ教徒の彼は、30歳くらいから布教を始める。布教と言っても、新たな宗教を始めたわけではない。当時の行きすぎた戒律重視の律法主義(律法を守れぬものは天国...
サッカー

きっとここから

きっとここから愛なんだ はじめる事が愛なんだ♪ アイドルグループV6の持ち歌『愛なんだ』のサビの部分だ。私はどう言うわけかこの歌のサビだけ覚えていて、事あるごとに口ずさむ。無論CDを購入したわけでもないし、きちんと聞いたことがあるわけでもな...
教育

シチズン(市民)養成所

~いわゆるこわい先生の前ではおとなしく何でも言う事を聞くのに、私の前では小馬鹿にしたような態度をとる。単に私が舐められているわけだが、そう単純な問題でもない。「強いものには巻かれて、弱いものには馬鹿にした態度をとる。情けないなあ。」と諭すと...
サッカー

スター

昔、あるサッカー解説者が「スタープレイヤーがサッカー界には必要だ。」と言う趣旨の発言をしていた。その一挙手一投足が注目され、勝っても負けてもその選手のせいにされる。そういう選手がいて初めてサッカー界が活性化するし、すそ野も広がる。ひいてはサ...
友人

ねじれの位置

前回に引き続き、年下の友人K君が恋愛相談を持ち掛けてきた。私が「K君は前の彼女、年上だったんだよな?」と聞くと「ええ。そうですよ。」とK君。「ふむ。」と私。「それがどうかしたんですか?」と聞き返すK君に私は、「ここから先は、ひょっとすると品...
友人

恋愛相談

先日10コ下の友人から恋愛相談を受けた。 私が「なんで俺なんだよ?俺はどう見てもそういうの不得手だし、それこそもう結婚している奴とかいくらでもいるだろうに。」と聞くと、彼は「いや~長谷川さんは1を聞いて10を知る人だし・・・。」と、そう言わ...
教育

幼児教育の大切さ

この年になってようやくと言うべきか、気づいたことがある。人を平気で裏切るやつにはすべからく友達がいない。まあ、当然と言えば当然だ。人を裏切ってばかりいる奴には本心を話せない。何故ならいつ自分が裏切られるか解らないから。だから、上辺だけの付き...
人生に対する姿勢

「理」と「情」と「大人」とそして「涙」と

以前、職場の学童の研修で「あなたはどんな支援員になりたいか?」と言う趣旨のアンケートがあった。私は「威もて上より圧するのではなく、理もて正面より正すのでもなく、情もて、側面から絆す。(ほだす)そんな支援員に私はなりたい。」と答えた。  我な...
教育

ありがとう

Yちゃん、今日はありがとう!敢えて詳しくは書かないけど、今日はほんとにありがとう!Yちゃんくらい(もうすぐ中学生)になると自分が1番じゃなくて、ちゃんと譲ってあげられる。それって凄い尊い事だよ。私なんかこの年46歳でも「自分が自分が!」って...
授業

18年越しの問い

教師と言う仕事の何にやりがいを抱くかはその人次第だ。部活指導に生きがいを求める教師もいれば、生活指導にそれを求める教師もいる。(言い方は悪いが)生徒との依存関係を構築する事にそれを求める勘違い教師もいれば、授業にそれを求める教師もいる。私な...
教育

平和

「Sくんタイマー止まってるよ!ちゃんと押さなきゃだめだよ。」学童での一コマ。 私の勤める学童ではインターネットを閲覧したい児童に対し、1人当たり20分間に限り、子供用のフィルターのかけられたタブレットを貸し出すことにしている。児童は自分の見...
教育

学童で働く理由

「ねえ、何で学童の先生になったの?子供が好きなの?」  今日、職場で数人の5~6年生に囲まれて尋ねられた。経験上、こういった質問には真摯に応じる必要があると解っている。私なりに誠実に答えた。 「子供が好きか?と言う質問は少し違うと思う。と言...
サッカー

越えて行け②

「先生は中学の時、ポジションどこだったの?」学校から学童に帰って来た6年生の男子に聞かれた。私は正直に答えた。「私は右のハーフをやってたよ。でも中学3年の時、サッカー辞めちゃったんだ。」「何でやめたの?」「すごいわがままな奴がいてさ。そいつ...
サッカー

宿題

「なんで宿題なんてやらなくちゃいけないの?」職場の学童での一コマ。この問いは小学生にとっての永遠のテーマだろう。先日、適当にお茶を濁してしまったから、この場で改めて答えたい。 私に言わせれば、宿題には相矛盾した2つのメッセージがある。①考え...
サッカー

指導者の使命

去る1月9日。高校サッカー選手権の決勝戦が行われた。結果は岡山学芸館が東山を破り、初優勝した。私もベスト16以降の試合は時間の許す限り観た。地元ひいきと言うわけではないが、技術的に最も面白いサッカーを繰り広げたのは前橋育英だったのではないか...
人生に対する姿勢

何のために生きるのか

先日、マンガ『ブランクスペース①~③ 熊倉 献』(ヒーローズコミック ふらっと)を読んでいて作品中に石川啄木の歌が出てきた。「さばかりの事に死ぬるや」「さばかりの事に生きるや」止せ止せ問答訳「これだけのことに死ぬのか」「これだけのことに生き...
雑記

初夢

昨日、1月1日から2日にかけてみた夢に故安倍元総理が出てきた。夢の中で私は自分の夢を疑った。何故こんなに偉い方、しかも故人が夢の中に出てくるのだ?と。皆さんも笑うかもしれない。なぜおまえごときの夢に安倍元総理が出てくるのだと。夢を通じて意思...
教育

愛の才能

先日から『宝石の国』(市川春子①~⑫ 講談社)を読んでいる。現時点で8巻まで読んだ。面白い。以前にこの人の短編集を読んだ事がある。独特の世界観とそれでいてポップな絵柄が印象的だった。その世界観を本作でも引き継ぎ、より深めている。才能だなぁ~...
友人

平面的笑いと立体的笑い

先日、職場の学童で学習の時間、小学3年生のある児童が算数のプリントで苦戦していた。見ると分数の問題で手こずっている。 5分の1が□コで1になります。□に入る数を入れなさい。と言う問題だ。私はその児童のプリントの隅にホールケーキを4等分した図...
サッカー

理論を超える何か

サッカーワールドカップが熱い。今回は1サッカーファンとして思うところを述べたい。結論から言うと“理詰めには限界がある”という事。どういう事か? サッカーに詳しい芸能人として今回脚光を浴びた日向坂46の影山由香さんが、当初今回の優勝候補筆頭に...
雑記

ジョーク

「あっH君がここにいる!」『都道府県別 怖い話』(出版社は解りません)を読むとはなしに読んでいるH君が見ている挿絵の登場人物を指して私が言った。H君は「じゃっ先生はこれだ。」とお爺さんのキャラクターを指して言う。私は「俺こんなに年食ってない...
サッカー

サッカー

ワールドカップが熱い。日本は惜しくも敗退してしまったが、いい大人が歓喜・絶叫・手に汗握る・ハラハラドキドキ・そして涙する。こんなに熱くなるスポーツイベントは他にはない。人種も言葉の違う世界中の人々がサッカーと言う“共通言語”で語り合っている...
雑記

知らなかった世界

昔から白い歯にあこがれていた。いや、別にあこがれていたわけではないが、どうして俺の歯は磨いても白くならないのだろう?と疑問に思う事は何度もあった。芸能人の歯を見ては、あれ薬品か何か使っているのだろうか?と訝しく思った。なんせ白すぎる!でも白...
雑記

長縄コンプレクス

昔から長縄が苦手だ。いつも飛ぶタイミングを逃してしまう。いまだ飛べ!と心の中で唱えているのに、なんか体がついてこない。普通に感じるままに飛べばいいのに、考えすぎていつもタイミングを逃してしまう。これに対してサッカーは得意だ。このタイミングで...
共鳴・シンクロ

映画館で眠くなるのはなぜか

今日は新海誠監督の新作『スズメの戸締り』を観てきた。と言いたいところだが、映画の冒頭から私は眠ってしまった。約半分ほどを見逃し、確か観覧車が出てきたところあたりから目を覚ました。よって、主人公のスズメと椅子?が何故旅を続ける事になったのかが...
教育

理想の先生

「また独りか。」職場の学童での一コマ。学童は基本午後からの勤務。よって研修などは午前に行われる。今日も午前に研修をうけ、その後各自昼食となった。申し合わせてあるのだろう、皆連れ立って車に乗り込む。私一人がポツンと残る。いつもの光景だ。別に一...
友人

ファッション

今日、友人と三人でお茶をした。私と同い年の友人が言う事には、彼は最近、学生時代懇意にしていた女性と昼食を共にしたらしい。彼女が仕事で前橋に来るというのでノコノコト出かけて行ったのだ。その女性は友人と同じ文学部哲学科の出身で、卒業と同時に大き...
人生に対する姿勢

価値基準を作り出せ

今日、髪を切りに行った。そこでの美容師Hさん(その美容室の経営者。30代前半の男性)との会話がとても刺激的で面白かったので以下にその概要を述べたい。 初めてHさんと会ったのはもう4~5年くらい昔。その頃、まだHさんは被雇用者で今とは別のお店...
雑記

巧言令色鮮し仁

どう言うわけか昨晩も夢の中で『キン肉マン Go Fight』のサビの部分「あ~心に愛が無ければスーパーヒーローじゃないのさ! キン肉マンGo Fight」と言う歌詞がメロディーに乗って流れてくる。それも何度も。私が歌っているというよりは頭の...
雑記

自己紹介

今しがた眠っていたら「♪白いカイトは揺れている~」と言うメロディーが頭の中に流れてきた。歌詞はその部分しか解らないし、メロディーもうろおぼえの曲だ。何故この曲が頭の中に響いてきたのか解らない。まさかまさかとは思うが誰かが歌ってくれているなら...
歴史

愛と嫉妬

「みんな、いきなりだけど堕天使ルシファーって知ってる?」「何それ知らない。」「うん、結論から言うと悪魔の事なんだよね。別名サタン。悪魔つまりサタンのもとの名前が大天使ルシファーなんだ。何故、大天使が悪魔になってしまったか?かいつまんで話すね...
雑記

みにくいアヒルの子

先日友人とかわした会話。私「マウントを取ろうとする行為の背景にはコンプレクスつまり劣等感があると俺は見るが如何?」友人「まさにその通り!」私「俺の知人で、その人も俺同様ドロップアウトしたクチで、今小さな会社に勤めてんだけど、その人、高学歴過...
雑記

ロゴスを獲得せよ

日本人って女性的な民族だよな~と思うようになって久しい。無論、何をもって男性的、何をもって女性的とするかによるのだが・・・。 私の見解はこうだ。 理性・論理で象徴されるのが男性、これに対し、感情・情緒で象徴されるのが女性と定義してみる。する...
人生に対する姿勢

自分再確認

「あ~心に愛がなければスーパーヒーローじゃないのさ!キン肉マンGo Fight」 どう言うわけか、昨日ブログに載せた『キン肉マンGo Fight』のサビの部分が私の頭の中で響いた。空耳と言うやつだ。何故この楽曲が私の中で響くのかちょっとピン...
教育

子供らしさ

先日友人3人でカラオケに行った。そこで私は『キン肉マンgo fight!』と『宇宙刑事ギャバン』を歌った。どちらの曲も私が小学生低学年の頃に流行った曲だ。以下に参考までに。   これに対し、私は以前勤めていた学童でヨアソビの『夜を駆ける』を...
雑記

揶揄されているうちが華

職場の学童で、周りからよくイジメられる。と言うか仲間外れにされる児童がいるというので、その子の様子を観察してみた。すると解ったのだが、その児童はよく他人を馬鹿にする。かくいう私に対してもその児童は馬鹿にした態度をとる。私が職務上よろしくない...
共鳴・シンクロ

20年越しのエスパー伊藤

昨晩、眠りにつくかつかないかの瞬間「先生!エスパー伊藤!!!」と呼ぶ声が聞こえてきた。私がエスパー伊藤に似ているとネタにされたのはかれこれもう、20年も昔の話だ。間違っても今の勤め先の学童の子供たちの声ではない。そもそも今の子供たちはエスパ...
歴史

キリスト教について

まず初めに断っておきたいのだが、私は研究者でも専門家でもない。これはまったくの素人が勝手に持論を述べるだけの文章だ。その事を踏まえた上で、興味のある方はお読みいただければ幸いだ。 結論から言うとキリスト教ってのは「俺知らね!」と、イエスが処...
雑記

腹に据えかねたら

今朝、夢の中にどう言うわけか北野武さんが現れた。北野さんが言う事には「どうしても腹に据えかねる事があるんなら、全部書いちまえばいいんだよ!あんたモノが書けるんだから!」との事。どういう経緯で北野さんが夢の中に出てきてくださったのか皆目見当が...
教育

信頼

私は頭の回転の速い方ではない。機転の利く方でもない。よってとっさの上手いウソとか、人の行動を先回りして手を打つといった行為が得意ではない。と言うか出来ない。でもそれで良かったと思っている。ウソとか誤魔化しと言うのはいずればれる。他人はそんな...
雑記

いつも職場にユーモアを

先日から職場(学童)の敷地内でちょっとした工事が始まった。工事の車が出入りするので、子供達はそこを避けて大きく迂回して学童に帰ってくることになった。良く事情を知らないうちは、まあ一週間もあれば終わるだろうと思っていたのだが、実際には全部の工...
雑記

文学の意義

先日、夢の中で大学時代の恩師に出会った。その先生はカウンセリングの専門家・研究者で、私は先生のもとで研究生として1年間臨床心理学のさわりを勉強した。その研究室で私がかじった事をすご~くディフォルメして言うと次のようになる。 あるデパートのお...
雑記

売れ筋と芸術の両立は可能か?

先日、兄とドライブをしていて、ゆずの『夏色』がかかった。ゆずは売れてからはスケールのでかい楽曲、例えば『栄光の架け橋』などを歌うようになったけれど、やっぱり初期のこの曲『夏色』が一番いいね。と二人で意気投合した。これとよく似た“逆の”例を私...
雑記

いい店

今日、仕事帰りにやりきれない気分だったので、何か美味しいものでも食べようと前から行ってみたかった定食屋によった。まだ開店して間もなく、こじんまりとしたきれいなお店だった。店主と女将さんのお二人でやっている様子。私としては奮発して、マグロ刺身...
人生に対する姿勢

数学は多数決じゃない!

「数学は多数決じゃない!」 こんなセリフを吐いた数学の先生がいた。中学2年の時だったと思う。確か図形の、ひし形と平行四辺形の定義についての問題だったと思う。そのT先生は、クラス中に決を取った。42~3人のクラスの中で、私だけがみなと違う答え...
教育

Mela!

今私の中でバンド・緑黄色社会の『メラ』と言う楽曲が熱い。先日NHKの歌番組で初めて聞いた。何が良いかと言うとその歌詞だ。ストーリー性がある。 何があったか知らない。おそらくクラスに悪いボスでもいたのかもしれない。そいつを倒すために一人立ち上...
人生に対する姿勢

挑戦

私が“挑戦”と言う言葉を初めて意識したのはマンガ『スラムダンク』を読んだ時だった。山王工業のエース沢北の父のセリフ「彼もまた挑戦を生きがいとする人間なのか 流川君。」がそれだ。私はマンガの中の沢北や流川と異なり挑戦を生きがいとしてきたわけで...
友人

とがった男

仙台で一人暮らしを始めたばかりの頃に買ったのがHジャングルウィズT(何のことはないダウンタウンの浜田雅功を小室哲哉がプロデュースした)ウォウ・ウォウ・トゥナイト~時には起こせよ、ムーブメント~だった。文学部に入学して初めてできた友達?に、け...
人生に対する姿勢

真心

その昔、私が勤めた女子高にはびっくりするくらいの美少女がいた。パンフレットの表紙を飾るほどの逸材で、単にかわいいなだけでなく、異性としてのアピールが凄く上手な子だった。ぴとっと体を寄せて来たり、さり気なく手を握ってきたりと、私などはガードを...
教育

キング

職場の学童で数人の児童が私のことを「ハセキング」と呼ぶ。半ば揶揄する様で、半ば好意的でもある。「何でキングなんだよ?」と聞くと「キングだから。」と答える。これは王様のように公明正大という事なのか?それとも王様のように偉そうという事なのか?に...
教育

読書体験

職場の学童で月に一度、市の図書館から図書を50冊まとめて借りてくる。その際どんな図書がいいのか。いつも迷う。低学年は主として絵本や図鑑を借りてくるのだが、高学年の子供たちにはどんな本がいいのか?これが、なかなか難しい。私自身の経験から言えば...
教育

仕事といい漢(おとこ)

先日、職場の学童で市立図書館から借りてきた本の中に『カリオストロの城』があった。久しぶりにと思いページをめくってみた。何と言っても最後の銭形警部のセリフ「いいえ、奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です。」を1番に見てしまった...

いとうあさこさんに見る「美」

ちょっと昔のNHKあさイチで森三中の黒沢さんが、いとうあさこさんについて語っていた。記憶が定かではないのでネットを探してみたのだが、それらしいページは見つからなかった。だからもし、私の勘違いや、思い込みだったらご容赦願いたい。 私の記憶では...

「美」再考

先日来「美」について考えている。私自身が“現時点までに”確立した「美」について述べたい。“現時点までに”と断ったのは、時間の経過とともに「美」の定義も変わるからだ。多くの芸術家や作家、クリエイターと呼ばれる人たちの代表作はその初期に集中して...

「美」について

先日から「美」について考えている。古い友人によれば、「芸術作品で表現する「美」は自分で確立するもの」との事。私自身が個人的に確立した?「美」とは別に、至極一般的な意味での「美」について以下に述べたい。  先日、映画『シン・ウルトラマン』を観...

身近な「美」

先日、友人とファミレスでだらだらとしていて、文学賞の話題になった。Q:芥川賞と直木賞。いったい何が違うの?A:芥川賞は純文学に、直木賞は大衆文学にそれぞれ与えられる賞。Q:では、純文学と大衆文学ってどこが違うの?A:純文学とは純粋な芸術性を...
雑記

ジョーク・俯瞰・知性・変人

先日、職場の学童で、外遊びの際マスクを外すべきか否か、喧々諤々の議論をした。その帰り道、私は「これは不謹慎なジョークで、ジョークと言うものは不謹慎であればある程に面白い。」そう前置きしたうえで「マスクを外すべきか外さざるべきかで揉めているこ...
雑記

尊い感情①

どうでもいい話かもしれないが、私はこの年45歳になるまで、恥ずかしながら?キャバクラなるものに行った事がほとんどない。ほとんどと言うのは一度友人に連れられて熟女パブなるものに行った事があるからだ。でも一向にリラックスする事が出来なかったのを...
歴史

天空の城ラピュタに見る文明論

「これが玉座ですって?ここはお墓よ。あなたとあたしの。国が滅びたのに、王だけ生きてるなんて滑稽だわ。あなたに石は渡さない。あなたはここから出ることもできずに、私と死ぬの!今は、ラピュタがなぜ滅びたのかあたしよく分かる。ゴンドアの谷の歌にある...
共鳴・シンクロ

先日、目が覚めたら中島みゆきの「糸」が頭の中で流れていた。2~3日そんなことが続いたので、改めてYouTubeで聞いてみた。私の好きなoasisとはずいぶん曲想が異なる。Oasisの曲の中で一番私が好きな「live forever」の歌い出...
友人

人財

学生時代の友人は一生ものだとよく聞く。事実、私にも現在でも続く学生時代の友人が複数人いる。そのうち一人は今でもよくチャットをする。大概は私から声をかけ、自分の悩みなどをやや一方的に話す。その友人はぽつりぽつりと返答する。しゃべりたいだけしゃ...
人生に対する姿勢

向上したくば、謙虚たれ!

今日、友人と4人でとあるラーメン店に昼飯を食べに行った。そこのラーメン店はグーグルで☆4.2の高評価。しかも和風醤油味という事で私はひそかに期待していた。お店につくとすぐに目に入ったのが数々の張り紙。曰く「食後は長い無用!」とか「食べている...
友人

本当の空気の読み方

私を含む中年のオッサン3人、それに一人の青年を加えて、我々は最近よく4人で行動を共にする。大概はグーグルで星の多くて安めなランチを検索して食べに行く。当たることが多い、と言うかまずはずれが無いのはグーグルおかげだ。その後は映画を見たり、喫茶...
家族

ヤシの実

先日、母の買い物に付き合って近所のスーパーに行った。そこで“ヤシの実”を見つけた。398円だった。私は今までいろんな本やマンガで“ヤシの実”を目にしてきたが実際に食べたことは一度もなかった。そこで「これ買おう!」と母に告げると「いいよ、どう...
サッカー

チーム

先日行われたサッカー天皇杯決勝。浦和VS大分は劇的な幕切れとなった。今シーズン限りでの戦力外通告を受けていた槙野選手。彼の終了間際のヘッドが決勝点となり、浦和を勝利へと導いた。槙野選手は文字通り浦和での有終の美を飾ったのだ。 チームにはいろ...
友人

本年度最大級の

年末の行事として、男三人でカラオケに行った。友人の一人は私と同い年、もう一人は10歳若い。同い年の友人は他の二人が入れる楽曲を「やれ通俗的だ。」「やれ商業的だ。」と批判する。自分はというとピストルズやブランキージェットシティーを歌って悦に入...
人生に対する姿勢

外を知り

「あの信長ですら朝廷の権威を利用した。」 先日、父と日本史の話をしていた。日本の様に王族が当初から現在まで続いている例は世界的にもまれだという。中国史などを見ると「もし生まれ変わるとしても絶対に王族になど生まれたくない。」と言って殺されてい...
人生に対する姿勢

潔癖症

先日友人とお茶をした際に安部公房の『砂の女』が話題に上った。(『砂の女』のあらすじを知りたい方はウィキペディア等をご参照ください。ここでは割愛します)「あれって怖い小説だよ。何が怖いって、最後に逃げ出せるのに元の場所へ帰っていく。そこが一番...
人生に対する姿勢

調和と合理

昨夜のNHK『英雄たちの選択』で福沢諭吉を取り上げていた。コメンテーターの最後の言葉が面白かったのでここに紹介したい。曰く「福沢諭吉の言葉なんて早く無価値になればいいのに。」どういう事か?福沢諭吉が明治時代に言わんとしていたのは「日本人も早...
人生に対する姿勢

強さってなんだ?

「先生って将棋以外は弱いね。」「(笑)そうか、弱いか。ではMに聞く?そもそも《強さ》ってなんだ?」「《強さ》は《強さ》じゃん。」「だからその《強さ》さ(笑)。Mよ、君が言いたいのは、いわゆる腕力か?それとも声を荒げる事か?それとも数を頼みに...
友人

ある2人の40代男性の肖像

本を読む事の楽しみの半分は、感想や発見を誰かと共有し、吟味することにある。少なくとも私にとってはそうだ。近くの喫茶店でお茶を飲みながら友人と読んだ本・マンガについて語らうのが日課だった。過去形にしたのは、ここ1~2年でその様子が少し変わって...
雑記

あいさつ

職場でこちらから挨拶をしても一向に挨拶が返ってこない人がいる。他に人がいる時は別として、一対一の時は絶対に返ってこない。私だって馬鹿ではないから解かる。ああ嫌われているんだなと。人が人を嫌うのには理由がある。単に生理的に気に食わないだけとか...
雑記

ドラマ(人間模様)

今日NHKスペシャル『王者のジャンプ』を観た。興味深いシーンがあったのでここに記したい。平昌オリンピックのフィギュアスケート男子の表彰台で表彰後、優勝者の羽生譲選手が2位の宇野昌磨選手の頭をくしゃくしゃにして撫でていた。その映像を見て、とっ...
雑記

ペリリュー ─楽園のゲルニカ─

『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─』(武田一義、平塚柾緒(太平洋戦争研究会)白泉社) を読んだ。すごいマンガだった。繰り返すが、すごいマンガだった。薄っぺらな感想はこの作品に携わった方々に失礼になるのでここでは触れない。ただこの作品を読んで初...
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メガネ

夢の中で私はメガネを探していた。黒いフレームのjinsのメガネ。何処に置き忘れたのだろう?メガネがないんじゃ何も見えない。ここでもない。そこでもない。ああ、困った。と散々探し回った挙句。「先生、これ先生のでしょ。」「えっ!あった!?」と見て...
教育

Giver

「音楽を奏でるとはすなわち世界に愛を届けるという事だよ。」 現在愛読しているマンガ『ブルージャイアント』のセリフだ。ある登場人物は、サックス奏者の主人公ダイに対し「あなたは“GIVER”ね。」と言う。音楽だって、何かを表現する事だって、また...
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クレオパトラ

「先生好き」「ありがとう、僕もだよ。」とは口が裂けても言えないのが高校教師の世界である。そして、どうするかというと、そう言わせないように距離をとる。もしくは壁をつくる。かくいう私も今ではいいオッサンだが、高校教師だった20代の頃はそれなりに...
教育

大人

やあ、ボーイズ&ガールズ今日はズバリ「大人」って何かについて話すよ!聞きたい?聞きたい!聞きたい!今日は結論から言ってしまう。大人とは自己客観視して「恥ずかしい」と感じる事の出来る人を言うんだと思う。自己客観視って何?「恥」ならわかるよ!お...
授業

自信

さあ、ボーイズ&ガールズ!今日はそもそも何で“頑張らなけりゃいけないか?”について話をするぜ!勉強に運動にみんなだって頑張らなきゃならない!じゃあなぜ勉強なんか頑張らなきゃならないの?運動なんか頑張らなきゃならないの?ゲームしてりゃいいじゃ...
共鳴・シンクロ

夢を通じて

夢を見ていた。夢の中で私は中学生で、ゲームの時間をめぐって母と口論していた。どう言うわけか、そこに中学時代のいじめっ子のBが現れた。Bが言う事には「いいじゃない。ゲームくらい。そんな事より、他人からの支持や好意を粗末にしちゃ勿体ないでしょ!...
家族

尊敬と崇拝と

うちの母は皇室の方々、特に上皇后さま(美智子さま)を崇拝している。それこそ美智子さまの歩いた地面さえありがたがるほどだ。私も皇室の皆様を自然に尊敬している。こんなこと書くと怒られてしまうかもしれないが、皇室の方々だって人間だもの、我々と同じ...
教育

のっぺらぼうの

先日、学童の勤務中、学習の時間に児童たちが学校で配られた自分の似顔絵シートに思い思いの自分を描いていた。皆、何かしら自分の特徴を自分なりに描いている。それぞれ自分の好きな恰好の服を着て、いつもつけているお気に入りのマスクをつけていたり、マン...
教育

ならぬものは

昔1人で会津の白虎隊の里へ行った事があった。そこで旧会津藩には「ならぬものはならぬ」という教えがある事を学んだ。その当時は「なるほど、ならぬものはならぬ」カッコいい。と思って帰ったのだが、現在では少し見解が異なる。  今風に言うとダメなもの...
教育

本物のプライド

今も昔もそうだが、「先生」などと呼ばれていると、いつの間にか居丈高になってしまう。でもそれは職務上致し方ないと言うか、その方が都合がいいと言うか、そうでなくては業務上差し支えると言うか、そう言うものである。何故なら、子供たちを上からしかりつ...
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愛情表現

愛情表現が下手だ。昔からここぞという場面で、ここぞと言う相手に限って素っ気ない態度をとってしまう。そのせいで取り返しのつかない失敗をしたことが多々ある。どうもこれは父に似たらしい。うちの父もストレートに愛情を表現するのが苦手だ。逆に母の方は...
友人

人生最大の不幸

先日、とある病院に勤める友人との車中での会話。友人「職場でどうも合わない人がいてさ・・・。」私 「うん。」友人「やたらと細かい事に目くじら立てたり、上に従順で下に威張ってたり・・・俺と価値観が合わないんだよね。全然。」私 「確かに!あなた大...
家族

葛藤

先日、ドライブ中に運転する兄との間で話題がNHKの『鎌倉の13人』に及んだ。要点をかいつまんで話すと次のようになる。  血で血を洗う権力闘争の中で、追い落とす相手が“他人”であれば、話は簡単だ。相手が友であったり、肉親であったりした場合、そ...
サッカー

こうでなくちゃ!

去る5月7日(土)高円宮杯サッカープレミアリーグ前橋育英VS青森山田を観戦してきた。感想を一言で言うと「やっぱりサッカーはこうでなくちゃ!」だった。身長の高さとフィジカルにものを言わせてパワープレイ一辺倒の青森山田に対し、前橋育英は華麗なパ...
家族

解き放つ存在

うちの母は他家に嫁いだ妹とその家族の事を、目を細めてとても嬉しげに、そして誇らしげに話す。その度に私は、「ああ、この人にとっての最高傑作は妹なんだなあ。」と妹に対し若干の嫉妬を抱く。と同時に、最近では母の事を「なんて可愛い人だろう。」と思う...
雑記

マンガと本

「漫画なんか読んでないで本を読め!」と、言われて育ってきた。この言葉の背景には≪漫画のほうが本よりも文化的に劣る≫という認識があってのことと思う。本当にそうなのだろうか?考えてみた。よく言われるのが本のほうが文字で認識する分、情報量が多いし...
共鳴・シンクロ

祈り

以心伝心という言葉がある。もしくはシンクロするでも共鳴するでもよいし、阿吽の呼吸でも何でもよいのだが、集団として成熟してくるとこれが生じる。例えばフットボールのチームでもオーケストラでもよいし、職場でも、家族でも、長い時間を共有していると口...
雑記

〇〇時代から好きでした

「『〇〇時代から好きでした。』っていうある現代美術家のキャッチコピーがあるんだけどこの〇〇に何が入るかわかる?」こんな質問を授業の合間にしたことがある。 多くが「青春時代」とか「中学時代」と答える中でただ一人「戦国時代!」と答えた子がいた。...
雑記

ヒーロー

「何をするにもマニュアルって必要だよね」といったのは兼好法師(1283~1352、徒然草の作者)それに先立つこと約100年「そんなもん必要ねーよ」といってのけたのが中国・南宋の武人、岳飛(1103~1142)若き日の岳飛が戦争の指揮が巧みな...
歴史

フェイク

最近「フェイク」という言葉をよく耳にする。例のトランプ大統領の「フェイクニュース」発言だ。トランプ氏の言うことはどうかと思うが多かれ少なかれ我々は「フェイク」の中で生きているのだと思う。結論から言うと事実が一つであるのに対し真実はいつだって...