2024-05

雑記

男はつらいよ

「馬鹿」という言葉一つをとってもその“文脈”次第で意味合いは大きく異なってくる。憎しみ合っている二人の間で交わされた言葉なのか?それとも恋人同士の甘いささやきなのか?言葉はその前後の流れやその状況、つまり“文脈”次第で解釈が変わってくる。だ...
人生に対する姿勢

会話上手

「そんな事も知らないの?」と言われることが最近多い。どうも私は世間知らずらしい。先日も「カーツ大佐(地獄の黙示録)知らないの?」と友人に言われた。映画『地獄の黙示録』は見たことがなかったので正直に「知らん。」と答えた。変に知ったかぶりをする...
共鳴・シンクロ

意識・無意識・夢・シンクロ

今しがた目が覚めてこの文章を書いている。午後11時を過ぎたところだ。目が覚める時とても良い気分だった。ふと、ブログのアクセス数を見て見ると、眠っていた時間帯に確かにアクセス数が1つ増えている。誰が読んでくれたのかは判らないが、その方が私の事...
雑記

I’m proud

先日部屋の掃除をしていたらこんなCDが出てきた。I’m proud いつからか 自分を誇れる様に なってきたのはきっと あなたに会えた夜から~ 小室哲哉:作詞作曲 華原朋美 歌のサビの部分。1996年のヒット曲だ。もう四半世紀も前の楽曲にな...
授業

大丈夫

もしな、もし先生の勘違いだったらごめんな。笑って許してな。もしもだよ。もし、T君が自分を大きく見せようとか、強く見せようとかしているんならそんな必要はないんだよ。先生も昔、自分を大きく見せようとか、強く見せようとかしていた時期があった。もし...
家族

親子喧嘩

ここの所、3・4月の年度替わりで仕事の方が忙しく、中々文章を書く余裕が無かった。通勤には片道1時間かかるし、家に帰るとすぐに寝てしまう。そんな調子で一緒に暮らす両親と話す機会もほとんどなかった。すると我が家に微妙な化学変化が生じた。私が仕事...
授業

「和」と「美」

「先生って優しいんだね。」「うん、そうかもしれない。でもね、多くの場合、長所と短所と表裏一体なんだ。」「どういう事?」「つまりね、ある作家がこんなこと言っているんだけど・・・。」~強くなければ生きてはいけない。優しくなければ生きる資格はない...
人生に対する姿勢

I trust myself.

I trust myself.  I decide so.(自分を信じるって、そう決めたんです。)   今週号の(『ブルージャイアント』石塚真一先生)の一コマだ。インタビュアーからの「あなたの自信は何を根拠としているの?」という質問に対する...
ハンディキャップ

士は己を知る者のために・・・

私は決して器用な方ではない。手先はともかく、立ち回りとか、生き方とかむしろ不器用すぎるくらいだ。特に3~4種類の物事を同時進行で進めるというのが非常に苦手だ。学童の仕事でも、皿を洗いつつ、子供の話に耳を傾けつつ、何時には習い事のお迎えが来る...
雑記

でっかい声で

先日、NHKの「あさイチ」に林真理子さんがゲスト出演された。はじめて知ったのだが、林さんは何と40年以上にわたってエッセイを連載しており、「エッセイの神様」との異名を持つ方だった。エッセイを書いていると公言している私としては赤面の至りだ。無...
友人

ブランド

ブランドと言うものに無頓着だ。全身ブランドで固めている人など見かけると「あれ一体いくら掛かっているんだろう?」と興味本位の視線を向けてしまう。機能とデザインにそうそう変わりがないなら安い方がいいのに。ずっとそう思っていた。でもそういうもので...
人生に対する姿勢

優先順位

スマホを新調した。もっともオンラインで購入したので、まだ手元には届いていない。結論から言うとワイモバイルでOPPOのReno3Aにした。そこに至るにはそれなりの必然性があった。まず未だにガラケーを使っていた両親がスマホに替えるにあたって高齢...
家族

影響力

「コロナのワクチン接種の手続きが明日の9時からだからよろしくね。」と母が言うので、てっきり翌日の朝9時からネットの予約受付開始なのだと思った。あらかじめ予約の手順を見ておこうと、自治体のホームページを開いたら、なんと既に予約は始まっているで...
雑記

気になる数字

現在私は3つの数字が気になっています。 1つ目は私の住む自治体(県)のコロナウイルスの新規感染者数。 これはもう、もちろんの事ですがどんどん減って欲しいです。職業柄私も近々ワクチンを打てることになりました。早く収束してマスクなしの生活を取り...
友人

分断と共生

今日、友人と食事(ラーメン)をした。そこで大学受験の頃の話になった。友人と私は同じ高校に通っていたが、クラスも違うし、お互い名前を知る程度の中だった。当時の私は塾や予備校にこそ行かなかったものの、家で受験勉強ができた。一方の友人は大変だった...
教育

創意工夫・笑顔・働きがい

仕事が面白い。 夏は学童の正念場だ。学校が夏休みになり一日預かりとなる。熱中症の危険性があるため必然的に室内で過ごす時間が多くなる。そこで密にならずに、しかも子供たちが一人で没頭できる遊びを用意しなければならない。ゲームやマンガは基本的には...

優しい文化

学童の子供たち、特に男の子に人気のある遊びは「紙飛行機」だ。紙飛行機に特化した折り紙の本もあり、いつも誰かが作っては飛ばして遊んでいる。風に乗って空を飛ぶことへのあこがれは男の子たちの心をギュッとつかんで離さない。思えば私自身もそうだった。...
教育

自分自身との戦い

オリンピックが始まった。もっとも私は男子サッカー以外興味がない。よって男子サッカー以外は基本テレビ中継も見ない。うちの両親などはここぞとばかりに、普段、見向きもしない水泳や、バレーボールの中継を熱心に応援している。ミーハーなのだ。とは言えな...
サッカー

諸行無常・万物流転

先日DAZNでザスパ草津対栃木SCの北関東ダービーを観戦した。試合自体は1-0で群馬の勝利に終わったのだが、それとは別に私には気になった選手がいた。栃木SCの吉田将也選手だ。彼は元ザスパ草津の選手だった。つまり古巣との対戦だったわけである。...
雑記

セルフィッシュな

先日、友人から「貴方は控えめなようでいて実は相当にセルフィッシュな人物だ。」と言われた。「そのセルフィッシュな俺をいつも運転手代わりにして自分はどうなんだ?」と一瞬腹が立った。でもさすがに付き合いの長いだけあってよく解っている。どういうこと...
教育

指導者の条件

職業柄(学童の先生)よく指導者と言う存在について考える。理想の指導者とは?理想のリーダー像とは? 私の経験上、良き指導者・良きリーダーとは専門の能力とは別に、次の二つの人格的資質を兼ね備えた人物のことだ。① 愛される資質② 恐れられる資質 ...
人生に対する姿勢

泣き笑いのエピソード

先日久しぶりによく眠れた夜があった。翌朝目が覚めて、さて何かを書こうと思のだが、何も浮かんでこない・・・。 このブログは眠れぬ夜や、夢を見ていて目が覚めてしまった明け方近くに書くことが多い。大抵は心配事や悩み事があって、それで眠れなくて頭が...
授業

合理性と感情と

さあ、ボーイズ&ガールズ!現代社会の時間だよ!今日は堀江貴文さんと民主主義について私なりの見解をのべるよ! 「知ってる!ホリエモンでしょ?」そうそう。 「ライブドア事件で捕まった人だ~。」そうだね。堀江さんが何故捕まって刑務所に入ったのかは...
授業

勉強の意味

「せんせ~い、何で勉強なんて面倒くさい事しなきゃならないの?」どうした?~君、何故勉強しなけりゃならないか?好い質問だね。それは大いに考える必要がある。どれちょっと考えてみよう!  まずこの社会は大前提として貨幣経済で回っている。つまりお金...
歴史

Follow the money

先日you tubeを見ていて知った事なのだが、アメリカの歴史学者の間では【follow the money】という言葉があるらしい。直訳すると「金を追え」となる。つまり「金の出どころと使い道を追求すれば大抵の真相が見えてくる」という意味ら...
共鳴・シンクロ

星に祈りを

先日、仕事終わりに職場の駐車場で流れ星を見た。とっさに「世界が平和でありますように。」と頭に浮かんだ。すぐに後悔した。もっと他にいくらでもやりようはあった。宝くじで1億円当たりますようにとか。不労所得で年収1000万いきますようにとか・・・...
人生に対する姿勢

生きることは欲張る事

「生きることは欲張る事」先日読んでいたマンガ(『九龍ジェネリクスロマンス』眉月じゅん 集英社)にこんなセリフが出てきたので驚いた。妙に納得した。 「欲張る」という言葉に我々日本人は一見良くないイメージを抱きがちだ。でもそんなことはない。欲を...
雑記

ヒマのすすめ

学生時代から私を知っている人なら迷わず賛同してくれると思うが、何を隠そう私の頭はカラッポだ。いや、正確にはカラッポではない。カラッポではないが「カラッポにしておきたい」とは常々思っている。どういうことか?  予定をびっしりと埋めていつも忙し...
雑記

自意識の仮面

夜更けに目が覚めると、何故か頭の中で『宇宙刑事ギャバン』の主題歌が流れていた。~若さ若さってなんだ? 振り向かない事さ! 愛ってなんだ? ためらわない事さ!~ 我が身を省みてハッとした。どれ程多くためらってきたことか?何故ためらうのか?その...
雑記

罪と罰

先日、中田敦彦さんのyoutube大学でドストエフスキイの「罪と罰」を見た。また、太宰治の「人間失格」も見た。「罪と罰」は新潮社の文庫版を何度も読みかけて挫折しているがマンガになっているものは読んだ。太宰治の「人間失格」は高校の時、小説を読...
恋愛

早すぎた近代人

先日、NHK のSONGSで椎名林檎さんが「愛は知性に宿る」とおっしゃっていた。どういう事だろうと考えていたが、なんとなく解った気がする。ここで「知性」≒「理性」としてみる。(「知性」と「理性」の言葉の厳密な意味合いの違いについて今は言及を...
教育

感動体験

感動したもの勝ちだ。それも出来るだけ心の柔らかいうちに。何の事かといぶかしがられる方もいるかもしれないので説明します。 4月16日のNHKあさイチにゲスト出演したミュージカルや舞台で活躍する井上芳雄さん。子供時代に地元福岡で見た舞台に大変感...
人生に対する姿勢

自分の翼

ずいぶん前の話だが、以前勤めていた会社の年下の同僚と二人で飲みに行った。そこで二人の共通の知人の事が話題に上った。「今度Nとキャンプに行くんですよ。」と年下の同僚が少しこちらの顔色をうかがいながら言った。と言うのも、私とNは仲が悪い。その事...
人生に対する姿勢

自分本位

私の友人は絵が上手い。その友人と知り合ったのは中学の頃で、ちょっと中学生離れした絵を描いていたのを鮮明に覚えている。私たちが地元にいた期間、つまり18までは知り合い程度の中だった。その後、友人は東京の大学に、私は仙台の大学にそれぞれ進学した...
教育

人類共有の記憶

現在読んでいるマンガの1つに(『九龍ジェネリックロマンス』眉月じゅん 集英社)がある。この物語の主人公鯨井(くじらい)には記憶がない。はたして自分は何者か?と言う問いがこの物語の重要なテーマなのだが・・・。  ところで私は昔歴史の教師をして...
人生に対する姿勢

死に様は生き様だ!

先日、中田敦彦さんのyou tube大学の『文豪の死に様編』を見た。樋口一葉、森鴎外、有島武郎、芥川竜之介、小林多喜二、そして永井荷風。文豪と呼ばれる人たちだけあって、その多くは疫病、心中、自殺、拷問死と苦悩と苦痛に満ちた死に様だった。しか...
授業

幸せへの近道①

さあ、ボーイズ&ガールズ今日は「幸せ」について話をするよ!聞きたい? 「わー聞きたい、聞きたい!(笑)!」「幸せ」と言うとちょっと抽象的(難しい)テーマなので、まずは解りやすい所から。みんな今欲しいものってある? 「任天堂スイッチの新しいソ...

美しい感情

大学の頃、私と同じ文学部にすごく綺麗で洗練された女の子がいた。地味な国公立大学のキャンパスで彼女のまわりだけは空気に華があった。その子は地元仙台の出身で、大学1年生らしい自然な、それでいて品のいい身なりをしていて、北関東の山間の町から出てき...
授業

スケープゴート

さあ、ボーイズ&ガールズ、歴史の授業の時間だよ!今日はイエス・キリストについて講義するよ! 「知ってる!キリスト教のキリストでしょ?」そうそう。 「右の頬を殴られたら左の頬も差し出せって言った人でしょ!」そう、それも有名だね。その話も出てく...
授業

釈迦に説法

先日、医療・看護系の学生さんから質問を受けた。「死後の世界についてどうお考えですか?」私が「孔子は習った?」と聞き返すと「はい」との事。私は続けた。「ある日一人の弟子が孔子に聞いたんだって。『死とは何ですか?』孔子が答えて言うには『我未だ生...
人生に対する姿勢

矛盾

小学生のころ、世界中のみんなが幸せになれればいいのにと思った。 でも、でも同時に、他人より幸せであることに”幸せ”を感じる自分自身にも気づいていた。 矛盾だ あの頃感じた矛盾は今も変わらない。 だれかこの矛盾を整合してくれる人はいないだろう...
人生に対する姿勢

今日、何気なくYouTubeでソウルミュージックの特集を聴いた。何だか妙に気に入って近所のレンタルショップに行って70年代ソウルのコンピレーションアルバムを数枚借りてきた。「やっぱいいな、歌い手の汗や息の匂いまで伝わりそうなこの声色!ソウル...
教育

笑顔循環型社会

子供達の笑顔には中毒性がある。  現在勤務している学童保育で日々子供たちと接するたびにそう思う。子ども達が笑顔で充実した放課後ライフを送れるようにと工夫したり頑張ったりしたらその分、子供たちは笑顔で応えてくれる。その笑顔を見るたびに「よしも...
人生に対する姿勢

タバコ

『ここは今から倫理です。』(雨瀬シオリ著①~⑤)で主人公の高柳先生がタバコをおいしそうに吸うのを読んでいて、何だか無性にタバコを吸いたくなった。折しも兄が来ていたので一本もらって家の玄関を出たところで吸った。数年ぶりのタバコだった。職業柄タ...
友人

流行り廃りの正義

「正義には流行り廃りがある」 旧優生保護法のもと強制不妊を強いられた人は日本全国で2万人を下らないという。恐るべきはそれらが国家の名のもとにおいて為されたことだ。それが当時の常識(正義)だったのだろう。昨年4月にようやく国は誤りを認め、被害...
ハンディキャップ

フォーカス

何に対してフォーカス(焦点を合わせるか?)するか?つまり何に対して真面目であるか、何に対してこだわりを持つか?はその人の人となりを決める重要なファクター(要素)だ。私は自分の事を常々こだわりのない人間だと思っていた。でも、どうやらそれは違っ...
ハンディキャップ

本当の優しさ

私に障害がある事は以前このブログで述べたが、私の父の妹、つまり、私の叔母にも知的障害がある。叔母は普段は知的障がい者施設に入っているが、お盆と正月の休みにだけ両親のもと、つまり私たちの住む家に戻ってきてそこで2週間過ごした。母はこのK子叔母...

個人的美もしくは共同体的美

私はめったなことでは怒らない。高校教師をしていた当時も、学童支援員として働く今もそれは変わらない。私が怒るのは強者が弱者をいじめている時、もしくは多数で個人を集中攻撃している時だ。なぜこういった場合に怒るのかと自問自答してみたのだが、つまり...
教育

自分の言葉

「いいこと言うじゃないか!知識偏重のナンセンスさは俺が学生時代から主張してきたこと。用語を覚えるよりも仕組み・からくりを理解することの方が百倍重要だ。俺は頭は良くないが、ただ一つ誇れるとすれば悪いなりに自分の頭でいつも考えてきたって事。どん...
人生に対する姿勢

トゥルーマン・ショウ

「真実を語るために必要な嘘がある。それは嘘ではなく、物語と呼ばれます。」これはある少女が、学校の先生から「物語」について教わる場面です。その女の子はそれを聴いて「私は作家になろう」と決意します。村上春樹氏の好きな場面だそうです。(『ブルック...
ハンディキャップ

5歳のモネ

NHKの『クローズアップ現代+』で相模原の障がい者施設での事件を扱っていた。殺害犯の「障がい者は必要ない」という意思表示に対し、ジャーナリストの池上彰氏が「人権の大切さを学ばねばならない」という意味合いのことを述べておられた。私も高校の授業...
人生に対する姿勢

理由

私が文章を書く理由がわかった。初めは「某芸人超え」などとふざけていたがそんなことはどうでもよい。もし何かの賞でも貰えるものなら、それはそれでうれしいが、別にそこまでして他人に認められたくもない。では金か?確かにお金はたくさんあるに越したこと...
友人

優しさはどこから

先日、職場の食堂で私が一人、窓に向かって食べているとある同僚が向かいに腰かけてくれた。「最近どうですか?」と聞いてくる。思わずうれしくなった。私は障がい者枠で雇用されている立場で、正直仕事はできない。にもかかわらずいっぱしにエッセイなど綴っ...
共鳴・シンクロ

シンクロ(共鳴)

先日、Jリーグの試合をテレビ観戦していると、川崎の選手が蹴ったダイレクトパスを別の選手が胸で落として、3人目の選手がこれまたダイレクトでシュート、ループ気味にゴールに決まるという場面があった。「感じているな」と思わずうなってしまった。ほんの...
人生に対する姿勢

真剣勝負

もうずいぶん前の話だが、北野武さんがあるTV番組の中で相撲の八百長騒動について「相撲は豊作を祝って神様に捧げる儀式である。つまりスポーツではないのだから、八百長は非ではない。」 という意味合いの発言をされていた。その場はなんとなく聞き流して...

「美」と「死」。そして「優しい国」

「○人の嫉妬心は、○人の野心より始末が悪い」 この2つの○に意味の相反する漢字2文字を入れよ。これは私が教員時代に出した問のひとつだ。元ネタは以前に読んだことのある小説から。嫉妬と言う漢字を黒板に書けなかったのが我ながら情けなかった。  意...
人生に対する姿勢

原動力

任天堂クラシックファミコンを買った。早速、小学生の頃夢中になったスーパーマリオ3をやってみた。リアルタイムではラストステージには行けたものの、最後のボス・クッパ大王まではたどり着けなかった。 大人になった今こそクッパを倒してやると意気込んで...
教育

いくつもの顔を持て

私のペンネームの下の名前「漣」は先日亡くなられた大杉 漣さんから頂いた。その役柄の幅広さから300の顔をもつ男と評された 大杉 漣さん。300の顔をもつ男、かっこいい!イカシテル!我々も300とはいかないまでもせめて1ダースくらいは顔をもち...
人生に対する姿勢

渾沌

他者と自分を比べずに生きられたら、ありのままの自分を肯定できたら、私もそんな風に感じていた時期がありました。今だってそうかもしれません。その頃の自分を振りかえって書いた文章です。読んでください。 二千年以上昔の中国に次のような話がある。「昔...
友人

愛わがままに

大学を卒業して就職浪人していたころの話。同じく就職できずに大学院に進んだ友人と仙台市内をドライブしていた。市内で一番大きな四つ角に停車した際の会話。私が「こいつはまさにヒューマンスクランブル!(『人間交差点』弘兼憲史著より)。」と、つぶやく...
雑記

yes

以前に比べてよく本を読むようになった。いくらか(といってもわずかなものだが)読んでみてわかったのだが、私が面白いと思う本には共通点がある。みな文体がシンプルでリズミカルだ。一文に形容詞が二つも三つもあったり、不必要に難しい言い回しがされてい...
授業

ゆずれないもの

いいかいボーイズ&ガールズハセッチの話をよく聞くんだ。難しいことは言わない。とにかく聞くんだ。みんなにはゆずれないものってあるかい?えっ、大好きなあの子はゆずれない?なるほどそれも大事だなでも今日の話はちょっと違うぞそう、ハセッチがみんなく...
人生に対する姿勢

河童

芥川龍之介の晩年の作品に「河童」がある。ある男が河童の世界に迷い込んでそこで河童と生活を共にするという話だ。これが当時の日本社会・人間社会を痛烈に風刺していて面白い。特に興味深いのは以下の箇所だ。河童の社会では胎児に産まれたいかどうかを問い...
サッカー

劇薬

社会生活を営む上で感情を共有することは重要だ。職場、友人、家庭、人付き合いをうまく進めていく為に、それは必要不可欠とも言える。他者に共感することで、お互いが好印象を持ち、ひいてはそれが円滑な人間関係につながるからだ。ただし何でもかんでも共有...
恋愛

呼び名

「ねえ、何て呼んだらいい?」その昔、私がまだ20代の始め、交際?していた女性が、男女としてある一定の段階を経るごとに聞いてきた。今の私なら「俺の事は殿下って呼んで」とか「俺の事は大佐って呼んで、そしたら俺が『どうしたスネーク』って言うから」...
人生に対する姿勢

新釈 蜘蛛の糸

『お釈迦様はある日の朝、極楽を散歩中に蓮池を通して下の地獄を覗き見ました。罪人どもが苦しんでいる中にカンダタ(犍陀多)という男を見つけました。カンダタは殺人や放火もした大泥棒でしたが、過去に一度だけ善行を成したことがありました。それは林で小...
教育

超えて行け!

「先生は何で教師になったの?」「来たね!その質問。一休さん知ってる?」「知ってる!とんちの一休さんの事でしょ!」「そう、その一休さんと将軍 足利義満の話」将軍「一休、この屏風に描かれた虎を捕まえてみよ」一休「わかりました。ではまず、なわを用...
人生に対する姿勢

言葉・ロジック・共感

先日ホリエモンこと堀江貴文さんの本を読んだ。本全体に関する感想はともかく、興味深い点があったので採り上げたい。堀江さんは東大駒場寮で大学生活を送ったのだが、ほかの寮生と些細なことで喧嘩になった。その際、堀江さんが寮生から言われた言葉が「お前...
恋愛

人生最大の失敗

私は昔、神奈川の私立女子校に世界史の教員として勤めていた。今はどうだか知らないが、当時その学校の男性教員の7~8割は生徒と結婚していた。こう聞くと教師の側がそう仕向けたかのように思われるかもしれないが、多くの場合、事実はその逆だ。 一般企業...