自分再発見

人生に対する姿勢

 今日、友人と3人でお茶をした。話題が私の話術の事に及んだ。Yが言う事には

「ハセガワの話は面白くない。なんせ落ちがないからな!」

との事。言われてみて私は

「そういえば俺の話は落ちがないよな。なんでだろ?」

続けてYが言う事には

「落ちがないうえに、尻すぼみで話がフェイドアウトしてゆく。どう反応すればよいかわからない。」

私は

「確かに俺の話は尻すぼみになることが多い。なんでだ?・・・。」

と考えたが、すぐに思い当たる節があって一人で笑い出した。

「何1人で笑ってるんですか?ハセガワさん。」

と10歳下のK君が言うので、私は

「尻すぼみになるのは当たり前と言えば当たり前だよ。だって俺の話は結局『俺ってすげーだろ!』ってのが結論だもの!いつも俺は俺が気付いたことや、発見した事を共有したいと思っているんだけど、それって最終的に言いたいのは結局、そこに気づいた俺ってすげーだろ!って事に尽きるんだもの(笑)。でも、自分で俺ってすげーだろとは言えないじゃん。それで尻すぼみになるんだよ。俺って結構単純な人間だったんだ(笑)自分で自分が面白いや(笑)。」

と言うと、K君が

「そうですよ。ハセガワさんって単純な人間ですよ!」

と。Yは

「それをあたかも凄い事を発見したかの如くデコレイトして言うのが貴方の癖だ!」

と言う。なんだか自分自身では決して気づけない自分の本性を発見したような気がして面白かった。

 そうなのだ。もうすぐ始めて10年になろうとしているこのブログも

「自分が発見した事や気づいた事を共有したい。」

との思いから始まっている、とはいえ、それを煮詰めれば、

「そこに気づいた俺ってすげーだろ!」

と言う事に他ならない。まったくもって自画自賛・自分本位な文章なのだ!

 でもそれでいいと思う。とかく、この国の人たちは謙遜することが好きだ。でも、心の奥に「どんなもんだい!すげーだろ!」と言う思いを抑え込んでいるのではないか?それって精神衛生上どうなのだろう?ある作家が書いている。

『英雄なんて酒場に行けばいくらでもいる。逆に、歯医者には一人もいない。』

 そのとおりだ!本質を突いている。それからもう引退したが、私の一番好きなサッカー選手であるロナウジーニョは点を決めた後はいつだって『どんなもんだ!』と喜びを体中で表現していた。そこに遊び心はあっても、変な遠慮はない。それこそが私が彼を好きな最大の理由でもある。

 そんなわけで、これからもハセレンこと長谷川漣の文章をよろしくお願いいたします。最近読者になったという方は是非、過去に綴った文章もお読みください!絶対に損はさせません。もっと言ってしまうと、広告料収入がサーバー代に届かず、赤字が続いております。ぜひぜひ、ハセレンの、長谷川漣の文章を周囲の方に広めてやってください。それでは今後ともよろしくお願いします。

ではまた!

 

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