よく私と友人の話題に上る人物にジェフ君がいる。ジェフ君は私の友人と職場が同じで（現在は転勤している）もとはジェフ千葉の下部組織の出身。けがなどがもとでトップチームには上がれなかったものの、友人と同じ会社（圧倒的に女性が多い）で元気に働いている。このジェフ君、なぜそんなに我々の話題に上ることが多いのか？もちろんサッカーは上手いし、仕事はできる。でも、それだけではなく、非常に女性にもてる。と言うか彼自身非常に女性に対して積極的。あまり大きな声では言えないが、同じ職場の女性複数名と“そういう関係”になり、一説にはそれがもとで転勤になったのだとか？そうではないとか？
そんなわけで、私と友人の間では、
「まったく、しょうがねえな、ジェフ君も！」と半ばあきれ気味に、半ばモテる男への腹立ちまぎれによく名前が上るのだ。
「でもまあ、なんでまたそんなにモテるんだろうね？ジェフ君は？」
と私が聞くと、友人は
「うんまあ、1つには彼氏のいる子とか、いわゆる人妻には決して手を出さないし、まっ、そりゃ当然だけど、あとコミュニケーションが上手なんだよね。」
私は
「ああそれ大事だな。コミュニケーション上手な奴は仕事もできるしな。」
「障害のある子にも優しいし。」
「うん。」
「それに・・・ジェフ君言ってたんだよ。おれが、自分の病気を、つまりもし発症したら、車いすの生活になるんだろうって、前例から統計的に言って60前にはみんな発症するって、そしたら、彼が言うのさ『ダイジョブっすよ！前例なんて自分でぶっ壊すんすよ！！！』って。」
友人は難病を患っていて、見た目にはわからないが、月一回、病院で検査をしている。そのことだろう。私は
「なるほど、そうか・・・。彼がモテる理由がわかった気がする。」
と相槌を打った。少し目頭が熱くなった。
私も友人の病気に関しては知ってはいたが、なるべく当たり障りのないように接していた。とてもではないがジェフ君のようにストレートに「ダイジョブさ！」なんて返すことはできない。1つにはそんな無責任なことは言えないと言うのもある。ジェフ君の言葉は確かに無責任なものかもしれない。それは彼の若さゆえだろう。でも、それでも、友人にはありがたかったに違いない。ジェフ君の若さと率直さが私にはまぶしかった。
モテる男には、モテるなりの理由がある。それがわかった１日だった。
「俺も頑張らねば！」（何を？）と思いを新たにした。
そんなわけで、ジェフ君ありがとう！また北関東に来る機会があったら一度会ってみたいなあ！
ではまた！
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