アメリカと言う国の在り様が良いとは決して思わない。貧富の差、銃の問題、そして今回の様な人種差別問題。ただ、それでもやはりこの国は凄い。そう感じざるを得ない事がある。
今回の白人警官による黒人暴行死に対するデモは全米に伝播しつつある。驚くべきはそのデモの中になんと本来取り締まる側の現職の白人警官が複数名参加している事だ。(NHKニュースより)そして、彼らはその事をおおやけにしている。たとえ自身の属する組織であろうと悪いものは悪い。そう自分の素顔を明らかにした上で訴えているのだ。そしてそれを認める土壌がある。とても日本ではこうはいかない。もし同じ事をしようものなら組織から排除されるか、良くても村八分だろう。それが怖くてとてもじゃないがデモに自分の素顔をさらして参加するなど、できっこない。
このあたりにアメリカと言う国の凄みを感じざるを得ない。こういった懐の深さがある限り、まだまだアメリカと言う国は強いと思う。新たな技術やサービス、発見が生まれる土台となるのはこういった精神風土なのかもしれない。だからと言ってやはりこの国を好きにはなれないのだが・・・。
皆さんはどう思いますか?アメリカ、好きですか?好きでないにしてもこういった懐の深さは認めないわけにいかないと思うのです。
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