言葉には力が宿る。本気でそう考えている。言霊ともいう。いつも出来る、出来ると口にしていれば、いつか出来るようになるし、ダメだ、無理だとばかり口にしていると本当に出来なくなる。だから「どうせ」とか「全然」とかそういった類の言葉は出来るだけ避けるようにしている。逆に「出来る」、「出来る」と口に出していると本当に出来るような気持になってくる。すると次に「どうすればできるか」を考えるようになる。そこまでくればしめたもので、その次には「出来るための行動」を起こす事が出来るようになる。そのような意味で言葉って大事だと思う。
ついでに言うと「馬鹿」とか「ボケ」とかいった類の品のない言葉もまあ、あまり使わないようにしている。他人を否定するような言葉を常日頃から用いていると、やっぱり他人を否定しがちになってしまうからだ。
もっともこう言った言葉はその言葉が用いられる「文脈」が大事で、どういう流れでその言葉が用いられたかで、意味合いがだいぶ異なってくる。友人間で用いられる「馬鹿」「ボケ」や恋人同士の間で使われる「馬鹿」「ボケ」では、それが愛情表現の場合が往々にしてあるからだ。その意味で品はなくとも愛情のこもった言葉というのはあるわけで、品はあっても愛情のこもらない言葉よりはよっぽどましだとも思うのだが・・・。まあ、品もあって愛情もこもった言葉というのがベストではある。そう考えるとやっぱり品のある言葉の方がいいのかなとも思う。
「正しい」とか「美しい」言葉を使いたいとは思わない。ただ、「感じのいい」もっと言うと「イカシタ」言葉を使いたいとは思う。何故なら言葉がその人を創るからだ。
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