共鳴・シンクロ

シンクロ(共鳴)

先日、Jリーグの試合をテレビ観戦していると、川崎の選手が蹴ったダイレクトパスを別の選手が胸で落として、3人目の選手がこれまたダイレクトでシュート、ループ気味にゴールに決まるという場面があった。「感じているな」と思わずうなってしまった。ほんの...
人生に対する姿勢

真剣勝負

もうずいぶん前の話だが、北野武さんがあるTV番組の中で相撲の八百長騒動について 「相撲は豊作を祝って神様に捧げる儀式である。つまりスポーツではないのだから、八百長は非ではない。」  という意味合いの発言をされていた。その場はなんとなく聞き流...

「美」と「死」。そして「優しい国」

「○人の嫉妬心は、○人の野心より始末が悪い」 この2つの○に意味の相反する漢字2文字を入れよ。これは私が教員時代に出した問のひとつだ。元ネタは以前に読んだことのある小説から。嫉妬と言う漢字を黒板に書けなかったのが我ながら情けなかった。   ...
人生に対する姿勢

原動力

任天堂クラシックファミコンを買った。早速、小学生の頃夢中になったスーパーマリオ3をやってみた。リアルタイムではラストステージには行けたものの、最後のボス・クッパ大王まではたどり着けなかった。  大人になった今こそクッパを倒してやると意気込ん...
教育

いくつもの顔を持て

私のペンネームの下の名前「漣」は先日亡くなられた大杉 漣さんから頂いた。その役柄の幅広さから300の顔をもつ男と評された 大杉 漣さん。300の顔をもつ男、かっこいい!イカシテル!我々も300とはいかないまでもせめて1ダースくらいは顔をもち...
人生に対する姿勢

渾沌

他者と自分を比べずに生きられたら、ありのままの自分を肯定できたら、私もそんな風に感じていた時期がありました。今だってそうかもしれません。その頃の自分を振りかえって書いた文章です。読んでください。  二千年以上昔の中国に次のような話がある。「...
友人

愛わがままに

大学を卒業して就職浪人していたころの話。同じく就職できずに大学院に進んだ友人と仙台市内をドライブしていた。市内で一番大きな四つ角に停車した際の会話。私が「こいつはまさにヒューマンスクランブル!(『人間交差点』弘兼憲史著より)。」と、つぶやく...
雑記

yes

以前に比べてよく本を読むようになった。いくらか(といってもわずかなものだが)読んでみてわかったのだが、私が面白いと思う本には共通点がある。みな文体がシンプルでリズミカルだ。一文に形容詞が二つも三つもあったり、不必要に難しい言い回しがされてい...
授業

ゆずれないもの

いいかいボーイズ&ガールズハセッチの話をよく聞くんだ。難しいことは言わない。とにかく聞くんだ。みんなにはゆずれないものってあるかい?えっ、大好きなあの子はゆずれない?なるほどそれも大事だなでも今日の話はちょっと違うぞそう、ハセッチがみんなく...
人生に対する姿勢

河童

芥川龍之介の晩年の作品に「河童」がある。ある男が河童の世界に迷い込んでそこで河童と生活を共にするという話だ。これが当時の日本社会・人間社会を痛烈に風刺していて面白い。特に興味深いのは以下の箇所だ。河童の社会では胎児に産まれたいかどうかを問い...