人生に対する姿勢

タバコ

『ここは今から倫理です。』(雨瀬シオリ著①~⑤)で主人公の高柳先生がタバコをおいしそうに吸うのを読んでいて、何だか無性にタバコを吸いたくなった。折しも兄が来ていたので一本もらって家の玄関を出たところで吸った。数年ぶりのタバコだった。職業柄タ...
友人

流行り廃りの正義

「正義には流行り廃りがある」 旧優生保護法のもと強制不妊を強いられた人は日本全国で2万人を下らないという。恐るべきはそれらが国家の名のもとにおいて為されたことだ。それが当時の常識(正義)だったのだろう。昨年4月にようやく国は誤りを認め、被害...
ハンディキャップ

フォーカス

何に対してフォーカス(焦点を合わせるか?)するか?つまり何に対して真面目であるか、何に対してこだわりを持つか?はその人の人となりを決める重要なファクター(要素)だ。私は自分の事を常々こだわりのない人間だと思っていた。でも、どうやらそれは違っ...
ハンディキャップ

本当の優しさ

私に障害がある事は以前このブログで述べたが、私の父の妹、つまり、私の叔母にも知的障害がある。叔母は普段は知的障がい者施設に入っているが、お盆と正月の休みにだけ両親のもと、つまり私たちの住む家に戻ってきてそこで2週間過ごした。母はこのK子叔母...

個人的美もしくは共同体的美

私はめったなことでは怒らない。高校教師をしていた当時も、学童支援員として働く今もそれは変わらない。私が怒るのは強者が弱者をいじめている時、もしくは多数で個人を集中攻撃している時だ。なぜこういった場合に怒るのかと自問自答してみたのだが、つまり...
教育

自分の言葉

「いいこと言うじゃないか!知識偏重のナンセンスさは俺が学生時代から主張してきたこと。用語を覚えるよりも仕組み・からくりを理解することの方が百倍重要だ。俺は頭は良くないが、ただ一つ誇れるとすれば悪いなりに自分の頭でいつも考えてきたって事。どん...
人生に対する姿勢

トゥルーマン・ショウ

「真実を語るために必要な嘘がある。それは嘘ではなく、物語と呼ばれます。」これはある少女が、学校の先生から「物語」について教わる場面です。その女の子はそれを聴いて「私は作家になろう」と決意します。村上春樹氏の好きな場面だそうです。(『ブルック...
ハンディキャップ

5歳のモネ

NHKの『クローズアップ現代+』で相模原の障がい者施設での事件を扱っていた。殺害犯の「障がい者は必要ない」という意思表示に対し、ジャーナリストの池上彰氏が「人権の大切さを学ばねばならない」という意味合いのことを述べておられた。私も高校の授業...
人生に対する姿勢

理由

私が文章を書く理由がわかった。初めは「某芸人超え」などとふざけていたがそんなことはどうでもよい。もし何かの賞でも貰えるものなら、それはそれでうれしいが、別にそこまでして他人に認められたくもない。では金か?確かにお金はたくさんあるに越したこと...
友人

優しさはどこから

先日、職場の食堂で私が一人、窓に向かって食べているとある同僚が向かいに腰かけてくれた。「最近どうですか?」と聞いてくる。思わずうれしくなった。私は障がい者枠で雇用されている立場で、正直仕事はできない。にもかかわらずいっぱしにエッセイなど綴っ...