人生に対する姿勢

河童(原案)

芥川竜之介の晩年の作品に「河童」がある。ある男が河童の世界に迷い込んでそこで河童と生活を共にするという話なのだが、これが当時の日本社会・人間社会を痛烈に風刺しており面白い。特に印象的なのは、以下の箇所だ。河童の社会では胎児に産まれたいかどう...
雑記

無視できない存在

このブログを初めて2年余りが過ぎた。当初はごく親しい人たちに向けて、また願わくば印税収入につながればと思って始めたこのブログだが、最近は色々な方々に読んでもらっているようで、反応が興味深い。ストレートに「読んでます。」とおっしゃってくださる...
雑記

「愛だろ、愛っ」

ひと昔前に「愛だろ、愛っ」というキャッチコピーが一世を風靡した。サントリーカクテルバーのCMで永瀬正敏さん演じる少し情けないキャラのセリフだ。これが私の学生時代に流行った。会話の中で割と深刻なボケをした友人に向かって(ここでは詳細は控えるが...
人生に対する姿勢

忖度

You wanna be who you'd beIf you're comin' with meI think I've got a feeling I've lost inside Oasisの代表曲『Roll With It』の一節だ...
教育

自分の頭で考えよう

いいこと言うじゃないか!知識偏重のナンセンスさは俺が学生時代から主張してきたこと。やっと世間が俺に追い付いてきたってことか?用語を覚えるよりも仕組み・からくりを理解することの方が百倍重要だ。  まだ追いついてないよ、俺がお前に追い付いた。 ...
恋愛

好みのタイプ

先日二十代の方々とテーブルを囲む機会があった。そこでそれぞれの好みの異性のタイプを述べるという私にとっては本当に久しぶりの話題になった。私は「新垣結衣のような美人だけどコミカルな役のできる女性、ひと昔前だと仲間由紀恵のような人がいいと無難な...
雑記

論理を超えた笑い

「あれ?S一郎がまだだよ。S一郎どこ行った?おーい!S一郎」「あっ、俺か(笑)」学生時代の一コマ。サークルの集合場所にて。何が面白いかと言うとS一郎君を探しているのが当のS一郎君本人だったという点。  当時、仙台で一人暮らしを初めて間もなか...
教育

スペック

先日、友人つてに、人の頭の良さ?を測る基準のひとつとして「スペック」なる言葉があるのを知った。なんでもこれはパソコンの用語で数字の高いものをハイスペックと言うらしい。スペックとは主に3つの数字から成る。ハードディスク、CPU、メモリー、がそ...
人生に対する姿勢

自嘲癖

私には自嘲癖がある。自嘲とは何か?一番わかりやすいのが次の例だ。  戦闘中に恋人を亡くした男が一連の白兵戦のかたがついた後、部下の一人に「あの歌」を歌ってくれと頼む。その部下が「あの歌お嫌いと思っていましたが・・・」と答えると、男は「今でも...
ハンディキャップ

紙一重

先日ある年配の方とお話しする機会を得た。 「あなたは一見温和で言われたことをなんでも受け入れそうだけどその実、芯がしっかりしているようだ。」 「いえ、芯がしっかりしているわけでも何でもないのですが・・・ただ、私の好きなロックバンドの歌詞にあ...