無視できない存在

雑記

 このブログを初めて2年余りが過ぎた。当初はごく親しい人たちに向けて、また願わくば印税収入につながればと思って始めたこのブログだが、最近は色々な方々に読んでもらっているようで、反応が興味深い。ストレートに「読んでます。」とおっしゃってくださる方もいれば、それとなく言外に読んでいる旨を伝えてくださる方もいる。読んでもらえないよりは、読んでもらえる方が書く側としては当然嬉しいわけで、やる気も出るというものだ。ただ、なかにはこれはもう確率的にどうしようもない問題なのだが、困った読者もいる。こちらの視界に入るかはいらないかの立ち位置でこれ見よがしに嘲笑してくるのだ。いやなら読まなきゃいいだろうし、誰もあなたの為には書いていない。と声を大にして言いたいのだが、相手の気持ちが解らないでもない。嫉妬と羨望がないまぜになった気持ちを自分でも持て余しているのだろう。その吹き出し方があれなのだろうなと思う。

 無視できない存在というのは誰にもあるもので、その人にとってはそれが私なのだろう。何のとりえもない、しがないオッサンに過ぎないのだが・・・私にも無視できない相手がいる。女優の深田恭子さんだ。35になってあの美貌とすれてなさ。そして何より彼女の誕生日は私と同じ!何か運命的なものを感じる(笑)。のはこちらだけで当の深田恭子さんにとってはどうでもいい事だ。

 私が「ファンなんです!誕生日、一緒なんです!」とアピールしても彼女にとってはどうでもいいことだ。私の思いは一向に伝わらない。こんなに想っているのに何で振り向いてくれないのだ!ここに至って私の感情は裏返る。つまり憎しみへと転化するわけだ。可愛さ余って憎さ百倍である。まさに愛情と憎悪は表裏一体、いわゆる一つの愛憎劇の出来上がりだ。

 この手の輩が私は本当に苦手だ。彼・彼女らの傲慢さにはほとほとあきれる。私自身、表現者とは傲慢な人種だと以前に書いたが、彼・彼女らはそのはるか上空を行く!自己を客観視するという能力に欠けているのだろう。もしくは自己を客観視できなくなるほどのインパクトを私が与えているという事だろうか?もしやそれを人は恋といふのか?
 

 以前、村上春樹さんがインタビューで答えていた。「私は絶滅危惧種の動物のようなもので、そっとしておいてもらえればよい」というような趣旨の発言だった。私には村上春樹さんのような才能はない。無論印税収入もない。だから、それこそ、そっとしておいてもらえる権利があると思うのだが・・・悩みは尽きない。でもまあ、笑われて、憎まれてなんぼだ。と思う事にしておこう。

※話は変わりますが、スターウォーズも見方を変えるとアナキンとパドメに始まる血族の愛憎劇と言えるのではないでしょうか?もっとも私はそれほどスターウォーズに興味はありません(笑)

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