恋愛

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とっぽい人(改)

宮沢賢治が好きです。宮沢賢治の何がいいって、彼の「とっぽい」ところです。えっ「とっぽい」ってどういう意味?と思われた方、「とっぽい」の辞書的な意味は、ここでは「どことなく間の抜けた」が当てはまります。でもそれだけでは「とっぽい」の真の意味を...
友人

ねじれの位置

前回に引き続き、年下の友人K君が恋愛相談を持ち掛けてきた。私が「K君は前の彼女、年上だったんだよな?」と聞くと「ええ。そうですよ。」とK君。「ふむ。」と私。「それがどうかしたんですか?」と聞き返すK君に私は、「ここから先は、ひょっとすると品...
友人

恋愛相談

先日10コ下の友人から恋愛相談を受けた。 私が「なんで俺なんだよ?俺はどう見てもそういうの不得手だし、それこそもう結婚している奴とかいくらでもいるだろうに。」と聞くと、彼は「いや~長谷川さんは1を聞いて10を知る人だし・・・。」と、そう言わ...
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メガネ

夢の中で私はメガネを探していた。黒いフレームのjinsのメガネ。何処に置き忘れたのだろう?メガネがないんじゃ何も見えない。ここでもない。そこでもない。ああ、困った。と散々探し回った挙句。「先生、これ先生のでしょ。」「えっ!あった!?」と見て...
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クレオパトラ

「先生好き」「ありがとう、僕もだよ。」とは口が裂けても言えないのが高校教師の世界である。そして、どうするかというと、そう言わせないように距離をとる。もしくは壁をつくる。かくいう私も今ではいいオッサンだが、高校教師だった20代の頃はそれなりに...
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愛情表現

愛情表現が下手だ。昔からここぞという場面で、ここぞと言う相手に限って素っ気ない態度をとってしまう。そのせいで取り返しのつかない失敗をしたことが多々ある。どうもこれは父に似たらしい。うちの父もストレートに愛情を表現するのが苦手だ。逆に母の方は...
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好みのタイプ

先日二十代の方々とテーブルを囲む機会があった。そこでそれぞれの好みの異性のタイプを述べるという私にとっては本当に久しぶりの話題になった。私は「新垣結衣のような美人だけどコミカルな役のできる女性、ひと昔前だと仲間由紀恵のような人がいいと無難な...
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とっぽい人

「こんなに憎み合うのはあんなに愛しあったからなのでしょうか」  これはイチハラヒロコ氏の現代詩。はっきり言ってこの詩が苦手だ。というか、いわゆる「ドロドロの愛憎劇」というものが私は極端に嫌いだ。昼ドラのそれである。結論から言うと、非常にドロ...
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戯言(たわごと)

「要(※夫の名前)にとって女というものは神であるか玩具であるかのいずれかであって、妻との折り合いがうまく行かないのは、彼から見ると、妻がそれらのいずれにも属していないからであった。」 と小説『蓼食う虫』の中で谷崎潤一郎が述べている。私はあま...
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宇宙もしくはたわしコロッケ

私はかねてから宇宙に行ってみたいと思っていたのだが、その理由の一端は次のフレーズにある。 「宇宙は我々を受容しなければ、拒絶もしない。ただただ無視するだけである。」   しびれるフレーズだが何のことはない。要は、宇宙は我々を「ほっといてくれ...